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日帰りバスツアー(防府編) 其の壱

 実は、この年になって初めての「日帰りバスツアー」を経験した。2-3時間コースの観光ツアーには参加したことはあったが、朝から夕方までのツアーというのは経験したことがない。心地よい疲労感を感じながら、ツアーの内容を思い出しながら記事にしてみようと思う。

 今回はテレビで紹介していたツアーを見て申し込んで行って来た。最大の目的は、ランチに食べる「ハモのフルコース」だ。朝、8時出発だが、我が家を出るのは7時。ワンコがいるので朝ごはんを食べさせなければならない。必然的に起きたのは5時半。最近そんなに早く起きることは必要無くなったので久しぶりである。

 ドキドキは、我が家を出るところから始まった。

 我が家から「のるーと」(コミュニティバス)を予約して最寄りの駅まで行ってJRに乗り換えて余裕で集合時間に間に合うはずだった。。。しかし、のるーとに乗車する人が多く出発が遅れた。もよりの駅にやっと(といっても17-8分)着いて急いでホームに向かうも、虚しく発車のベルが鳴り響いていた。仕方なく次の電車を待つことに。といっても、数分も待てばやってくるのだが、この数分が結構命取りなのだ。ツアーの集合は博多駅に7:45で8時までに出発だったのだが、電車に乗り遅れたため、博多に着いたのは7:43だった。それからバスが停車しているところまで歩いていくと既に7:50になっていた。

 途端に私の携帯が鳴った。添乗員さんからだった。すでに添乗員さんの目の前まで辿り着いていたので、電話をとるとすぐ目の前で声が聞こえてお互いに顔を見合わせた。ちょっとバツが悪かったが、我々が最後の乗客だったたらしく、ワクチン接種証明を急いで確認し、慌ただしくバスに乗り込むと間髪を入れずにバスは発車した。ふぅ、なんとか間に合った。他の参加者の皆さん、ごめんなさい。

 博多駅から出発して山口県の防府に向かう日帰りツアーだ。博多からは200キロ以上の距離がある。福岡都市高速から九州縦貫道経由中国自動車道に入り、山口を目指すがそれなりに距離もあるということと、バスツアーの客は高齢者が多いということもあり、頻繁にトイレ休憩をしてくれる。最初の休憩は「めかり」SAだった。関門大橋の門司側(九州側)だった。久しく工事が続いていたのだが、建物も綺麗になっていて気持ちよかった。天気も良くなり、関門大橋も海も綺麗だった。

めかりからの関門大橋

 まだまだ先は長い、トイレだけ済ませて先を急ごう。トイレ休憩を済ませて最初の目的地についた。まず最初に目指すのは、防府にある周防阿弥陀寺の紫陽花まつりの見学だ。昼食の前の見学である。

仁王門
白い紫陽花
ピンクの紫陽花
額紫陽花


青い紫陽花
蝶が飛んでいるよな紫陽花


風情ある水車

 いくつかの紫陽花の写真で和んでいただければと思う。ここへは、初めての訪問だった。参拝道が緩やから階段のような石畳のようになっていて歩きにくいが、さほどきついということでもなかった。参拝後、素焼きの小さなお皿を投げて願掛けをする「かわらけ投げ」もやることができた。願いを込めたお皿を投げて空中の輪っかを通すことができれば願いが叶うそうだ。私もエイッと投げた。力足らず手前で失速。生い茂る木々の中に静かに消えていった。

其の弐へつづく

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#日帰りバスツアー #ハモづくし #防府 #紫陽花 #日本酒 #山口県 #県民割

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