【ミステリー】 逃走 Link
2021/10/30
小説「逃走」は、kindleの電子ブック&ペーパーバックで販売開始しました。(内容は同じですが、ペーパーバックの方は印刷コストが上乗せされているため、下記価格になってしまいました)
それに伴い、当マガジンにて実質無料提供していましたが、無料提供の終了をいたします。多くの方に読んでいただき、ありがとうございました。
なお、有料マガジンとしては当分の間継続しますので合わせてよろしくお願いします。
小説「逃走」の全十七話の目次です。17日間に渡って毎日連載小説として書いてきましたが、結果的には40000字を少し超えるくらいの規模になってしまいました。殺人のないミステリー風に文章を繋げましたので、楽しんでいただけると幸いです。note上では、登場人物の名前を全てカタカナ表記にしましたので、漢字での人物名を書いておきます。
プロローグ (おまけ)
主人公のオオハラタケシは、研究所に勤務するシステムズ・エンジニアである。研究所に勤務はしているが、研究員ではなく、社員のためのシステムを構築したり保守したりするのがタケシの仕事である。現在、研究員たちのシフト管理と給与を連携させるシステムを再構築している最中であり、タケシがそのプロジェクトのリーダーを任されている。
タケシは祖父のことが大好きでよく話を聞きに祖父のところへ行く。実は祖父もシステムズ・エンジニアだったのだ。祖父はコンピューターが一般家庭に入り込んでいない時からIT業界で仕事をしていた。月に着陸したアポロ計画で使われたコンピュータも使っていたという時代からスマートフォンが普及して浸透するまでの変遷をIT業界の中で目の当たりにしていた経験があったのである。なので、相談だったり、祖父の経験から学ぶことはたくさんあり、話を聞きに行くのである。最も、タケシの父親は商社マンなので父親とちがい、同じ業界ということもあり話がしやすいということもあるのかもしれない。そう、いわゆるおじいちゃんっ子なのだ。祖父とは定期的に話もするし、結構影響を受けている。特に若かりし頃のエピソードは何度も聞かされていて暗記しているくらいだった。
そのタケシは、社内システムのプロジェクトリーダーに抜擢され、プロジェクト全体の責任を負っていた。それまでは、タケシ自身がプログラミングする立場だった。プロジェクトリーダーになってからは、慣れない管理業務にそれなりのストレスも感じながら、なんとかシステムテスト段階にこぎつけたのだが、ここ数日、テストがうまくいかずに足踏みしている状態になっていたのである。そんな悩んでいたある日、駐車場のに止めていた車から物語は始まった。
目次
逃走#01 ハイビーム
逃走#02 電話ボックス
逃走#03 現場検証
逃走#04 調書作成
逃走#05 出頭
逃走#06 来訪
逃走#07 クラッチバッグ
逃走#08 競輪
逃走#09 画策
逃走#10 誤算
逃走#11 引き込み
逃走#12 身代わり
逃走#13 誘導
逃走#14 社長代行
逃走#15 愛車復活
逃走#16 真相
逃走#17 覚醒 <最終話>
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