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りんご農家救援企画!市場にでない地元の人が食べる美味しいりんごをとっても安く、鮮度管理してお届け!(ただし、訳あり品です)

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1. 今年、りんごが本当に危ない!

11月、私たち宅配クリーニングone moreの工場がある青森県弘前市では街の風物詩ともいえる光景を目にします。たくさんのりんごを積んだ軽トラックが一斉に市場を目指して走っているのです。
青森の重要な産業の1つ、りんご
この出来で街の繁華街の賑わいが変わるとも言われる程です。

そんなりんごですが、2023年は本当に辛い1年となりそうです。

記録的な猛暑となった今年、りんごの多くが「日焼け」と呼ばれる現象に悩まされました。
日差しが強すぎて、りんごの表面が焼けてしまい、腐ってしまうのです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20230823/6080020346.html
(引用:青森NHK NEWS WEB暑さと強い日ざし 県内 りんごに“日焼け”の被害)

雨もすくなかったので身も小ぶりなものが多くなりました。

さらには、暑さによって虫のパワーが増し、多くのりんごが食害に合いました。
贈答品となるA級品はもちろん、一般的なスーパーに並ぶりんごでさえ数が取れない…そのため、りんごの卸価格は例年の2倍以上ともいいます。
贈答品では農家から市場への卸価格が1個500円近いなんてことも。

ですが、単価が上がっても数が取れない。
食べられるのに、値段がつかないものばかり。
だから売上が上がらず、りんご農家はかなり苦境に立たされています。
このままだと廃棄されてしまうりんごがたくさんあります。

せっかく手間暇かけたのにまったく値段がつかず捨てられるりんごがある…
そして、一般のお客様は見た目はいいけど高いりんごを購入せざるを得ない…

私たちは青森の会社ですが、宅配クリーニングを通じて関東や関西等遠方のお客様がたくさんいらっしゃいます。
遠方のお客様とりんご農家さんの架け橋になれないかということで、今回「りんご農家救援企画!」を企画させていただきました。

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2. 減農薬や障がい者の夢実現に取り組む「ふみ丸ファーム」さん

今回、訪問させていただいたのはなんと、one moreの工場から車で10分の近所にあるりんご農家「ふみ丸ファーム」さん。
代表の三上さんはとっても素朴で、笑顔が素敵な方です。

ふみ丸ファーム代表の三上さん

素朴だけど想いの強い三上さんは、数年前から減農薬に取り組んでいます約60%の農薬を減らしたというふみ丸ファームの農園は、風が気持ちよくてキラキラしていました。

光が差し込みりんご畑がキラキラ輝いていました✨

さらには、自分がケガをして足が不自由な経験をしたことから、障がい者の雇用や夢の実現にも取り組まれています。

ふみ丸ファームでつくったりんごジュースのラベルは障がい者の子が描いたもの。売上の一部をフィーとしてお支払いしています。

障がい者の子が実際に描いたイラスト

ですが、減農薬に取り組むが故、今年は本当に苦労されたといいます。
虫の食害は当然多くなりますし、色が付かない、形が小ぶりのものも多数でました。

今の市場では、見た目がすべてです。
まったく味に変りがなくても、これらのりんごは市場に出ることはありませんし、加工用にもならないため、ほぼ捨てるしかありません。

ですが、実は、見た目のいいスーパーのりんごよりもこういったりんごの方が実はおいしいのです。

その理由をお教えしますね。

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3. 見た目がいいスーパーのりんごよりもおいしい理由

果物や野菜のおいしさを測る基準としてよく用いられるのは糖度ですね。
青森でも糖度がメロン並み!といって売り出している名産とうもろこし「嶽キミ」が有名です。

りんごも糖度はとても大切。ですがそれ以上に大切なのは硬度なのです。

食べたときのシャキシャキ感、歯ごたえが大切なんです。
硬度がなくなると味もぼやけてしまい、りんごのみずみずしさと甘さがなくなってしまいます。

私(one moreの久保)も東京在住だった時、近所のスーパーで青森産のりんごを買いましたが、あまりのモシャモシャ感に

「え、本当にこれ青森県産!?」

と、びっくりした経験があります。
一方で実家から送られてくるりんごは、いつも通りシャキシャキ…ッ!

同じ青森県産りんごなのになんでだろう…と疑問に思いました。

実は、それは温度管理の差なんです。
硬度を保つには温度管理がとっても大切

だから、青森県にはいたるところにりんご専用の冷蔵施設があります。
おいしい硬度を保つための温度管理を年中しています。

りんごを保管している冷蔵施設

ですが、スーパーではそれをしていないんです。多くは常温で棚に並んでいます。
スーパーに至るまでの過程やバックヤードでも常温で保管されているかもしれません。

この保管状態の悪さがモシャモシャのりんごを生み出していました。
一方で開栓前のりんごジュースは冷蔵されています。
地元民からすると「それ逆だべ!!」と思わずつっこんでしまいます。

今回お届けするりんごは発送の直前までふみ丸ファームさんでしっかり温度管理された物をお届けします。(送る時は常温でお送りします)

だからスーパーで買う見た目のいいりんごよりおいしいのです。

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4. お届けするりんごの内容

私たち地元民が食べている

  • 「色がついていない」

  • 「傷ついている」

  • 「形が不揃いまたは小さい」

  • 「虫の食害を受けている」

りんごをお届けします。気になる方はご遠慮ください。

虫の食害を受けたりんごは10個に1個程度となります。
その他は色や形がそろわなかった物となります。
腐っている物はもちろん避けて御詰め致します。

虫食いりんごの外観(虫が通った穴)

実際にこれが虫の食害を受けたりんごですが、虫は入っていません。
不思議なことに虫は身を食べるのではなく、身を通って芯の部分を食べて外に出てしまいます。穴が開いているのは虫が出てしまった証拠だそうです。

実際に、虫食いりんごを割ってみたところ

なので、通ったところを切り取ってしまえば普通に生で食べられます。

我が家でも実際に食べてみましたがシャキシャキでおいしかったです!
形は少し不格好ですけどね^^;

形は不格好だけど美味しいりんご♪

不格好な代わりにスーパーでは買えないくらいお安い値段でお届けしますので、青森の誇るおいしいりんごをたくさん召し上がってくださいね!

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5. いい取り組みをしている農家さんを応援したい

最後に、実は減農薬に取り組むのにはかなりのリスクを伴います
農薬を使っているりんごよりも食害は多くなるので、普通の価格で出せるりんごは減ってしまいます。
かといって減農薬だから単価が上がるわけではありません。
むしろ、通常の市場では毛嫌いされてしまいます。

さらには、隣接する農家さんからも
「うちに虫が入ってきたらどうしてくれるんだ」
と、嫌がられることもしばしば…

農家目線だったら、売り上げは下がる、周りには怒られるとやるメリットはほぼありません。
それなのに減農薬に取り組むのは、"安心して食べてほしいから"という想いにほかなりません。

今、虫に耐性ができてきて、農薬があまり効かなくなっているといいます。使用する農薬は徐々に増えてきています。それでも、見た目が悪いものや食害を受けたものは増えていくでしょう。

それらを受け入れる市場もしくみもまだ日本にはありません。
このままでは廃棄するものがどんどん増え、りんご農家は立ち行かなくなってしまいます。

いい想いで真っ向から農業に向き合う農家さんをどうか応援してあげてください。
私たちが、皆さんと農家さんの架け橋になれたらとてもうれしいです。

宅配クリーニングone more 久保


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