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わたしは文章を書いていない

天気のことが人よりわりと気になる質だ。気付けば天気の話をしてしまう。夏は特にその傾向がつよく、晴天の日の太陽を嫌がり、頭痛がやってくる雨の日を恐れている。かなり天気に影響される体なのだ。それにより普段より3cmほど性格が荒くなる。しんどい時にその人の本質が分かるとかいう話があるが、そう感じる場面があったとしたら、その人は普段、周囲にかなり気を遣っている優しい人なのだ。そんな人が、たまの不調時に自分の気持ちを優先させることの何が本質というのか。都合のよい解釈だ。 最近ずっと、

    • 友だちと遊んだ日

      突然ですけど、友だちってどういう関係のことを言いますか? どの程度の関係ができていたら“仲が良い”と言えるのだろうか。 少し前に複数人で電話していた時、「あの子ってなんの仕事しているか知ってる?」という話になった。「私たちのグループの中で仲良い人って誰だろうね」と。 私は電話していた数人の中では一番その子と“仲が良い”かもな〜と思った。“仲が良い”の理由は「喋った回数が多い」ことだったけれど。誰かとの関係を会話の回数で判断しているあたり、別に仲が良いわけではないだろうとい

      • Amazonで絶対に本だけは買いたくない

        タイトルから絶対的な意思を感じるが、過去に1回ほどAmazonで本を買ったことがある。懺悔。 なぜ本だけは買いたくないのかAmazon、超便利だ。ファッション系のアイテム以外、基本的にはなんでもある。Amazonのおかげで海外でしか取り扱っていないものを買うハードルも低くなったし、注文から受け取りまでの時間も短く、日用品がピンチだけれどお店が開いている時間には買いに行けない多忙な人には救世主にも思えるだろう。私ももちろん使っている。極力、自分の足で買いに行けるものは買いに行

        • 軽口のバラード

          今日の衝撃なニュースを見てからずっとモヤモヤとしている。私は自分が知っている人の死を無視できない質だ。今から考えたとして故人は戻ってこないのは知っているのだが、それでも何かを、それ以外の選択肢を、手からこぼれ落ちた何らかの可能性について考えてしまっている。 人の心に落ちた染みというものについて考える。人の心は脆いもので紙のように薄い。誰かからの優しさが一枚、一枚と重なっていけば過去の染みは見えなくなるだろうが、染みは過去からやってくる。染みは消えない。 そんなことを考えて

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          帰ろう/藤井風

          素敵な曲に出会うと誰しもが「歌詞 意味」や「歌詞 解釈」など頭で理解をしたくなるが、この曲にはそういったものが不要だと感じた。 もちろんその意味でいえば、こうした感想のブログも不要だとは思うのだが、わたしはわたしでこの曲を聴いた時の気持ちを整理したいと思い、書き記している。なのでもし上記のように検索してこのブログに辿り着いた人がいたとしても、ここに書いてあることが曲の解釈のすべてとは思わずに素通りしてほしい。 帰ろう/歌詞まずは歌詞を読もう。 あなたは夕陽に溶けて わた

          帰ろう/藤井風

          最初からもう決まっている

          文章を書くとき、わたしはいつでも泣きたいような気持ちで書いている。その“泣きたいような気持ち”は悲しさでも辛さでもなく、そうした定型化された感情の枠にはおさまらないような気持ちのことだ。目の奥に涙の波が渦巻いていて、大きく揺れたり、凪いだりしている。月の引力に導かれる海のように、引いたり満ちたりもしている。薄い光が差す朝もくれば、昼も、夜もくる。目の奥で、自分が感じているのとはまた違う時が流れている。その世界には目を閉じればいくことができるが、それはまた夢の中とも違う。“目を

          最初からもう決まっている

          ずっとスリープモード

          気付けば最後に書いてから5日の日数が経過してしまっていた。ただこの5日間なんだか身体と精神が同じ場所に存在していることがなく、振り返ってみれば“とっ散らかってる”という言葉がぴったりな毎日だった。今日は久しぶりに身体と精神が噛み合った自分がいるのでとても嬉しい。 5日間の間にあった変化を思い出してみよう。 1.Twitterをやめた 長年使っていたアカウントを削除しました。一時は、一週間のうち1回ログインしてTLを眺めたり、思ったままを呟いてみたりしたけど、それを数回繰り

          ずっとスリープモード

          熱を感じる

          日記だか小説だかの曖昧なラインでこの文章「マガジン-日記」を書いております。フィクションであろうとノンフィクションであろうと、読んだ人が何かを受け取って世界を見る目が変わったら(主語でかい)いいな、その見方はポジティブなものであってほしいなと思っています。 今日の日記は以下が本文です。 わたしの手首を掴んだその人は、自分が掴んだ先をじっと見てから「あたたかい」と言った。血が通っているから当たり前だ、わたしは死人じゃないから当たり前だと思ったけれど、血が通っていてあたたかい

          熱を感じる

          ホットコーヒーをおかわり

          座り慣れたファミレスのソファで、目の前にいる友人は憤慨していた。外は生憎ではない雨だ。もう何日間降り続けているのかは忘れたが、どうしても雨を降らせなければいけない勢いで、糸くずのような雨が垂直に降っている。風はなく、雨季の湿度が容赦なくわたしの心を憂鬱にさせてくる。 友人はひとり怒り続けている。心を落ち着かせたいからとホットコーヒーを飲んでいたかと思えば、喋る言葉の量に比例して怒りが増していくようで、まだコーヒーが温かいうちに季節のパフェを注文し、食べ始めた。このパフェを食

          ホットコーヒーをおかわり

          猫は一体どこへ行く

          湿気が体にまとわりつき、まるで体が薄い水の膜に覆われているかのように苦しかった。夏の雨。朝に降りはじめた雨は夜中になってもやまず、夏の夜は涼しいという思い込みは毎日儚く消え失せていっている。梅雨の季節だ。 最近このあたりで子猫が大量に生まれているらしい。白い子猫、グレーの子猫、茶色と黒のぶちが入った子猫。暑さが続く毎日のなかでも、周囲の家々に住む人が与えるエサと、雨や風を避けて快適に過ごせるよう作られた簡易的な小屋のおかげですくすくと育っている。エサをくれる人間を見かけると

          猫は一体どこへ行く

          ゾンビ作品の良さを伝えたい

          突然ですがわたしはゾンビ作品が好きです。有名な作品でいえば『バイオハザード』シリーズ、『ウォーキング・デッド』も好きで全シリーズを観ています。 ゾンビ作品ってグロくないですか?まず最初のお便りは埼玉県にお住まいの17才・女性から。「以前、友だちに誘われてゾンビの映画を観にいきました。ホラー映画なのでとても怖かったのですが、それよりもグロい部分が気になりました。人の肉が食い破られたり、ゾンビ化したあとは体が腐っていったり……観れたものではないと思います」 お答えしましょう。

          ゾンビ作品の良さを伝えたい

          美容室が怖い

          ここ二か月ほどの間に一度、市販の染め粉を使って自宅で染髪した。長らく担当してもらっている美容師の顔がチラつく。担当ごめん。(ちなみにまだ正確に名前を記憶していない) そうした染めた髪もかなり伸び(なんか髪が伸びるスピード早まってる気がする)、この前久しぶりに美容室に行った。しかし通っている美容室は職場の近くで自宅からは遠いため、自宅から自転車で行ける距離にある、行ったことのない美容室に行った。 今日はその時の話。 隣をちらちら見る美容師 初めて行った美容室は駅の近くに

          美容室が怖い

          日日是好日

          「毎日がよい日」。日日是好日にはそういった意味があるそう。 毎日がよい日であることは、なにも特徴的なことがあったとか、期待していたことが現実に起こったとかそういったことではない。「よい日である」と思うことが毎日がよい日、となる種子なのだろう。 日日是好日 日日是好日は禅語のひとつなのだそう。雨の日も、雪の日も、なにもない日も、悲しい日もそれら一つひとつをありのまま受け入れ、一日をありのままに過ごすといった意味に解釈されると考えられている。 そんな禅語をタイトルに借りて

          日日是好日

          曖昧さについて

          いきなり個人的なことから入るのが申し訳ないですが、わたしはエニアグラムではタイプ1の傾向がもっとも強く、ウィングは1w9です。 つまり自分の理想を語る完璧主義者でありながら、タイプ9の調停者らしく平和を好み、争いを嫌います。自分で言うのもあれですが、わりと穏やかな性格なのではないでしょうか。 しかし自分の中のタイプ1を強く感じるとともに、タイプ9も強く出ると、いつも相反するものを両手に抱えていてアンバランスだなと思うことは少なくはありません。強い理想を持っているのに人とも

          曖昧さについて

          ストーリー・オブ・マイライフ

          映画館の営業が再会しているということで、今日はちょっと足を伸ばして久しぶりの映画を観てきた。6/12に公開されたばかりの『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』を。 あらすじはわたしの文章なんかより公式読んだ方が早いのでそちらをお読みください。 観ようと思ったのは、映画の題材、キャスト、ポスターデザインがよかったからだ。『レディ・バード』の主演をつとめたシアーシャ・ローナンが四姉妹のジョー・マーチを演じるとなれば観ないわけにいかない。 映画は現在と過去を行き来

          ストーリー・オブ・マイライフ

          散歩の話をしよう

          早くも毎日日記をつける、ということが習慣化してきたと感じています。日記を書く時間帯としては21時以降が多くなるのですが、お風呂入って諸々を片付けた後に「あ〜日記を書かなければ」と自然な流れで思うのです。 はじめてnoteで日記を書いたのが6/15だったので1週間ほどで毎日のルーティンに組み込まれたということです。習慣の力はすごいものだ……。 ということで今日はわたしのもう1つの習慣である散歩の話をしよう。 毎日散歩をしている 4月、緊急事態宣言が発令されました。それか

          散歩の話をしよう