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バカになるほど、本を読め!

神田昌典

・概要
AI時代に生かせる、本が持つ奇跡的な効果とは?本には、未来を創造する才能同士の出会いを、連鎖的にもたらす効果がある。噛み応えがあり知的栄養価が高い情報を得ることで、未来を切り拓くための判断力、知的筋力が鍛えられるのだ。では仕事に追われ、大量の情報の中で生きる私たちは、どのように本を読めばいいのか。本書はその答えを提示する一冊。『都合のいい読書術』を改題し、再編集。(本書後ろより引用)

・感想
先月、似たような本を読んで紹介したばかりですが、インパクトのあるタイトルに惹かれて、書店で購入しました。

普段から本を読む私ですが、ただ読むだけでは身につかないということが、分かりました。1000ページ近くにも及ぶ、長い本を読むときは尚更です。きちんとした読み方をしないと、効率が悪いだけで、面倒臭くなって挫折したり、曖昧な理解なまま、終わってしまうことが分かりました。「本は最後まで読む必要はない、筆者の言いたいことだけを理解すれば、それだけで価値がある。」というニュアンスの言葉には確かにそうなのかなと思いました。しかし、どうなのでしょうか。読書垢のプロフィールを見ていただければお分かりいただけるかと思いますが、私は小説を読むことが多いです。ところどころ飛ばしながら、小説を読んでも面白さが半減してしまうのではないかと思います。この話を読んでいる限りでは、小説のことは書かれていませんでしたが、自己啓発本やビジネス書の読み方と言ったところでしょうか。

この読み方に切り替えることで、年間1000冊以上読める可能性が出てきて、効率よく、長い本を読むことはできるかもしれませんが、私は、量をこなすことも大事ですが、それ以前に内容が頭に入ってこないような気がしてしまって、まだ、このやり方を取り入れるのはとても不安です。一番のポイントを理解できなかったら、読んでいる意味がまったくないと思うので、最後まで基本的には読んでいきたいと思うところです。

将来、仕事で本を手に取ったときこのような読み方をしないと、歯が立たないかもしれないので、そう考えると難しいところでした。

また、読書会を強く推していました。今まで、「本は一人で読むもの」という考え方が私の中にもありましたが、それだけだと、自分とほかの人との解釈に差ができてしまうようです。間違えた解釈をしてしまっていたとしても、読書会に参加することで「ここはこういう意味だったのか~。」と考え直すことができると思うので、今は無理ですが、来年以降、誰かの読書会に参加してみたいと思いました。

正直、この書評も自分の感じたことしか書いてないので、過去のものをすべて見たときに間違った解釈をしているものも、いくつかあるのではないかと気になるところです。自分で考えることも大事ですが、意見を交換する場に行くと、一つの考え方に固執することが無くなるので、とても良いと感じます。

・書籍情報
第一刷発行:2020年3月26日

発行所:PHP研究所

定価:本体740円+税

備考:本書は2017年9月刊行の『都合のいい読書術』を改題、加筆修正したもの。

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