いくら健康でも、抜くときは抜くんだよ。
抜歯して90分後の自分が想像できない。そんな自分はもういない。さっき右下の親知らずを四分割に粉砕されてきました。ドリルの感覚がまだ骨に残っています。
ずっと口元へのコンプレックスを抱えてきました。矯正ってしなくていい人間もいるのに、労働と対価を手に入れた私は100人の諭吉を口元に注ぎ込むことしました。働けてよかったよ。自分のコンプレックスを推しに変貌できるのだから。
しかし、その矯正を始めるためはまず、歯茎の奥に埋まった親知らずが邪魔なんだそうです。一度も日の目を浴びてこ