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歩いて0分。渋谷の川は100年でどう変わったか。【恵比寿村ご近所散歩#7】 

春分の日。
春分の日は、ちょうど昼と夜の長さが同じくらいと言われてます。

ブリタニカ・ジャパン

春分が過ぎた今は、夏至にむけて、
これから昼がどんどん長くなり、
温かくなっていきますね。

南から桜の開花宣言も北上し、
春到来間近です。

そんな春を感じさせる歌「春の小川」

春の小川は さらさら流る。
岸のすみれや れんげの花に、
にほひめでたく 色うつくしく
咲けよ咲けよと さゝやく如く。

春の小川は さらさら流る。
蝦やめだかや 小鮒の群に、
今日も一日 ひなたに出でて
遊べ遊べと さゝやく如く。

春の小川は さらさら流る。
歌の上手よ、いとしき子ども、
聲をそろへて 小川の歌を
うたへうたへと さゝやく如く。

作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一

1912年に発表された文部省唱歌だったようで、
待ちわびた春の訪れを自然や子供たちが喜ぶ情景が浮かび上がってきますね。

春の小川。
この舞台は、渋谷を流れる河骨川という川が舞台だったようです。

河骨川?
あまり聞かない名前ですよね。
それもそのはず、今は暗渠となって見ることはできません。
河骨川って名前に「骨」が入ってるから、
すこしおどろおどろしい印象をうけますが、
河骨は「コウホネ」と呼び、
スイレン科の水草の名前から河骨川と名付けられたようです。

コウホネ

コウホネは、河骨川のまわりに咲き誇っていたようで、渋谷の川が黄色の花に埋め尽くされていた情景を思い浮かべると、春の小川の世界がイメージしやすくなります。

春の小川は、1912年。
河骨川が支流の、欅坂46の「渋谷川」は
2016年に発表されてます。
春の小川から約100年後の渋谷の川の情景。

渋谷川

君は知ってるかい? 渋谷川って…
名前を聞いても ピンと来ないだろう
(ピンと来ないだろう)
忘れられたように都会の隅で
それでも確かにせせらぎ続ける
まるで僕の君への想い

他愛ない話をしてバス通りを歩きながら
古川橋 その近くで
僕はなぜだか 切なくなるよ

愛しさは胸にしまい込んで(しまい込んで)
少しだけ君と距離を置いた(距離置いた)
ひっそり流れる
そう 目立たない日々

誰も気づいてないこの渋谷川
涸れることもなくずっと変わらぬまま
(ずっと変わらぬまま)
人の暮らしの中で汚れた水も溢れた涙も
海へと運ぶよ 
恋のかけらどこへと向かう?

恵比寿橋まで笑いながら 
あっという間に着いてしまった

友達の二人でいた方が (友達で)
長続きできるならそれでいい (それでいい) 
密かに願うよそう永遠の恋

君は知ってるかい? 渋谷川って…
名前を聞いてもピンと来ないだろう
(ピンと来ないだろう)
忘れられたように都会の隅で
それでも確かにせせらぎ続ける
まるで僕の君への想い

いつまでも いつまでも
時が過ぎて景色から消えても
関係は途絶えることなく…

誰も気づいてない 渋谷川って…
涸れることもなく
ずっと変わらぬまま(ずっと変わらぬまま)
人の暮らしの中で汚れた水も溢れた涙も Ah…

君は知ってるかい? あの渋谷川
少しでいいから思い出して欲しい(思い出して欲しい)いつも君と僕が歩いた道の
近くを流れる川があるように
ずっと僕は愛し続ける

作詞:秋元 康 作曲:中村泰輔

まず、長い。
春の小川と比べて、圧倒的に長い。w

100年の経過が、
渋谷の姿が大きく変化したことが分かります。

子供→おとな
遊び→恋愛
きれいな花→よごれた水
さらさら流れる→ひっそり流れる
川に気づく→川に気づかない

都市化とは、このような変化をもたらすのか。

人の暮らしの中で、
川の水は汚れているけど、
そこには気づかず、
おとなが恋愛を楽しむ。
それが、都会。w

オリンピック前のバーの裏。
壁の下が渋谷川
既に川は汚れ手いそうw

そんな都会のビルにはさまれ、
ひっそり佇むのが、
POTSUNTOバーです。
すこし、おむすびも食べれます。

https://www.instagram.com/bar_potsunto?igsh=MWZuNTQ1MnUwM2Rxeg==



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