酒井重義

NPO法人judo3.0代表/柔道から新しい公教育を創造する/脳を鍛えるには運動しかな…

酒井重義

NPO法人judo3.0代表/柔道から新しい公教育を創造する/脳を鍛えるには運動しかない/http://judo3.org/

記事一覧

2020年8月の読書から

最近読んだ本の感想を一言で。 活動しながら、事業や社会についての認識を深化させて、事業を発展させていく様子に元気をもらった。 「アフォーダンス」、ネット上の記事…

酒井重義
3年前
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発達障害を「身体・ストレス」から捉えた本 "Autism and the Stress Effect"を読んで。

本の概要発達障害は、こだわりが強いとか、衝動的とか、行動面に注目して、その行動そのものをどうやって改善しようか、と捉えるのが一般的ななかで、 多くの子供たちが、…

酒井重義
3年前

書籍「発達が気になる子が輝く柔道&スポーツの指導法」の出版

2か月以上前ですが、共著で「発達が気になる子が輝く柔道&スポーツの指導法」を出版させていただきました。 本の詳細は以下のプレスリリースを。 新聞やラジオ等でも取…

酒井重義
3年前
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オタク経済圏創世記をちょっと要約して柔道のこれからを考えた。今の時代のコミュニティの作り方。

2020年3月のコロナ以降、毎週金曜日の夜、オンライン上の勉強会&交流会を開催しているのですが、昨日7月17日(金)、自分のほうから、中山淳雄氏の「オタク経済圏…

酒井重義
3年前
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コロナで柔道人口は激減するか?しないのか?

柔道に限らず、人と接触するスポーツすべてについてです。 (サッカーやバスケも人と接触する) 仮に、これから1~2年、多数の人が一か所に集まって運動することができ…

酒井重義
4年前
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発達が気になる子が輝く柔道&スポーツの指導法

2019年度、NPO法人judo3.0は、「発達が気になる子が輝く柔道&スポーツの指導法」というワークショップを、全国9か所、新潟、石川、広島、兵庫、東京、愛媛、鹿児島、北海…

酒井重義
4年前
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ネパールの孤児院の柔道教室をもし日本の高校生が訪れたら、、と思った話

2020年2月9日、東京で、古屋祐輔先生に「柔道は人を救う!私がネパールの孤児院の柔道教室を支える理由」というテーマでお話をいただいた。 ネパールの孤児院の多くに柔道…

酒井重義
4年前
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柔道クラブがいい教育をつくる視点~「なぜ学校と地域の協働が必要か?」から~

先日、宮城県石巻市の石巻専修大学で開催された「石巻教育カンファレンス2019」に参加し、大正大学の浦崎太郎先生の講義を拝聴したのですが、とても参考になりました。 1…

酒井重義
4年前
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2020年8月の読書から

最近読んだ本の感想を一言で。

活動しながら、事業や社会についての認識を深化させて、事業を発展させていく様子に元気をもらった。

「アフォーダンス」、ネット上の記事では分からないことが多く、全体像が分かる本を、と思って読んでみたら、分かりやすい本でした。光に様々な情報が含まれている。

皮膚は、触覚だけでなく、視覚も聴覚もあるという。人間だけが体毛をなくし皮膚を外界にさらしたが、皮膚という優れた感

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発達障害を「身体・ストレス」から捉えた本 "Autism and the Stress Effect"を読んで。

本の概要発達障害は、こだわりが強いとか、衝動的とか、行動面に注目して、その行動そのものをどうやって改善しようか、と捉えるのが一般的ななかで、

多くの子供たちが、便秘、高血圧、糖尿病、肥満、睡眠障害、不安、うつなど、健康面に問題を抱えていること、そして、ここから発達障害と表される行動が現れていることに注目、

体調や健康面の問題、いわゆる「ストレス」という視点から、発達障害にアプローチすると(主と

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書籍「発達が気になる子が輝く柔道&スポーツの指導法」の出版

2か月以上前ですが、共著で「発達が気になる子が輝く柔道&スポーツの指導法」を出版させていただきました。

本の詳細は以下のプレスリリースを。

新聞やラジオ等でも取り上げていただき、

読んでくださった皆さまから素敵なご感想をいただき、

オンライン出版記念パーティ(2020年6月28日)でも、ご参加者から素敵な感想をいただき、

また、愛媛県柔道協会さまが本書を推薦図書にしてくださいました。

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オタク経済圏創世記をちょっと要約して柔道のこれからを考えた。今の時代のコミュニティの作り方。

オタク経済圏創世記をちょっと要約して柔道のこれからを考えた。今の時代のコミュニティの作り方。

2020年3月のコロナ以降、毎週金曜日の夜、オンライン上の勉強会&交流会を開催しているのですが、昨日7月17日(金)、自分のほうから、中山淳雄氏の「オタク経済圏創世記-GAFAの次は2.5次元コミュニティが世界の主役になる件-」を紹介させていただき、柔道のこれからを考える、というテーマで勉強会を開催しました。

「オタク経済圏創世記」を少しまとめたので、せっかくなのでここで共有できたらと思います。

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コロナで柔道人口は激減するか?しないのか?

柔道に限らず、人と接触するスポーツすべてについてです。
(サッカーやバスケも人と接触する)

仮に、これから1~2年、多数の人が一か所に集まって運動することができない、という状況になったとき、つまり、日本のほぼ全域で、これから1~2年、柔道できなかったらどうなるでしょうか?

状況は刻々と変化するため、あくまで仮の話です。

いま何が起きているのか?
これから何が起きるのか?

一つの推測子ども達

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発達が気になる子が輝く柔道&スポーツの指導法

発達が気になる子が輝く柔道&スポーツの指導法

2019年度、NPO法人judo3.0は、「発達が気になる子が輝く柔道&スポーツの指導法」というワークショップを、全国9か所、新潟、石川、広島、兵庫、東京、愛媛、鹿児島、北海道、三重で開催させていただきました。

写真は北海道での様子。今回は、どんなワークショップなのか、ポイントをお伝えできたらと思います。

第1講 発達障害の基礎知識自閉症スペクトラム症(ASD)、注意欠陥多動症(ADHD)、限

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ネパールの孤児院の柔道教室をもし日本の高校生が訪れたら、、と思った話

ネパールの孤児院の柔道教室をもし日本の高校生が訪れたら、、と思った話

2020年2月9日、東京で、古屋祐輔先生に「柔道は人を救う!私がネパールの孤児院の柔道教室を支える理由」というテーマでお話をいただいた。

ネパールの孤児院の多くに柔道のクラスがあるそうだが、それはなぜか?
ストリートチルドレンといわれる子どもたちは、ストリートで乞食をしたらそれなりに稼げるし、ガミガミいう大人もいない自由な生活をしている。したがって、基本的に孤児院に行きたくない。

では、どうや

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柔道クラブがいい教育をつくる視点~「なぜ学校と地域の協働が必要か?」から~

柔道クラブがいい教育をつくる視点~「なぜ学校と地域の協働が必要か?」から~

先日、宮城県石巻市の石巻専修大学で開催された「石巻教育カンファレンス2019」に参加し、大正大学の浦崎太郎先生の講義を拝聴したのですが、とても参考になりました。

1.浦崎太郎先生の講義以下、自分なりに簡略化したメモです。

-これから求められる能力(AIにできないこと)とは自分で問いを立てる力。自分で立てた問いに夢中になってやる(努力するのではない。夢中は努力に勝る)。しかし、問いは「現場」にい

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