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ネパールの孤児院の柔道教室をもし日本の高校生が訪れたら、、と思った話

2020年2月9日、東京で、古屋祐輔先生に「柔道は人を救う!私がネパールの孤児院の柔道教室を支える理由」というテーマでお話をいただいた。

ネパールの孤児院の多くに柔道のクラスがあるそうだが、それはなぜか?
ストリートチルドレンといわれる子どもたちは、ストリートで乞食をしたらそれなりに稼げるし、ガミガミいう大人もいない自由な生活をしている。したがって、基本的に孤児院に行きたくない。

では、どうやったら孤児院に来てもらえるか?

ということで白羽の矢が立ったのが柔道なんだそう。

子ども達は「柔道の稽古がしたい!」から孤児院にいって柔道をして、勉強をする。そして、物乞い以外の仕事をするようになる。

「柔道は子ども達の命」

と語る古屋先生のお話、本当に素敵でした。

今日facebookを見ていたら、日本の高校生が世界を巡りながら学ぶ、という国際インフィニティ学院さまの授業では、来年高校生がアフリカのザンビアで孤児院の支援をするとのこと。

何らかの社会課題に情熱をもって仕事をしている人とともに現場を体験できるというのは、高校生にとって本当に素敵な学びだと思う。

柔道という教育資源にはこのような素敵な機会を生み出す可能性に満ちているから、judo3.0の活動をしているのですが、

日本の高校生がネパールの孤児院を訪れ、かの地の子ども達と一緒に柔道をしたら、どれほど素敵な学びになるだろうか?

ストリートチルドレンを生み出す社会の構造にリアルに触れて、「なんでこういうことになるんだろう?」という疑問をもったり、「これを何とかしたい」(人のために役立ちたい)という想いをもったら、、、。

「この勉強、なんの意味がある?」と思いながらテストがあるから勉強をする子供と、これが当たり前だと思っている大人。「柔道の試合で勝って何の意味があるの?」と疑問をもちながら練習している生徒と「勝たないと意味がない」という大人。

これはこれで大切なことだと思いますが、別の世界がある。

いま自分たちは、この活用されていない柔道のリソースから次世代の教育を生み出そう、という想いをもっている人々とつながり、一歩を踏み出しています。張り切っていきたいと思います。

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