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毎日続けましょうって簡単に言うけど

「毎日続けましょう」と言われて、
「あぁそれなら今もやっているし簡単に続けられそうです」
と答えられる事は、手を洗う事と歯を磨く事くらいじゃないだろうか。
日々、目に入る耳に入る「毎日続けましょう」「毎日食べましょう」の
ハードルの高いこと。
そういう内容を発信している人は、
それを毎日続けることができているから発信しているわけで、
凡人の私からすると、その時点で結構な偉業を達成している。

運動系の「毎日続けましょう」は
続かなかったから今の体型なわけだし、
「毎日食べましょう」は単純に飽きる。
でも考えてみるとあまり苦も無く毎日続けている事はたくさんある。
前述した手を洗う、歯を磨く、さらにうがいをする、お風呂に入る、などなどなど。毎日食べているものは、私の場合はお米、水、コーヒーを口に入れない日はほとんどない。

他人に「毎日続けましょう」と言われる事は、
自分の中の当たり前を簡単に吹き消してしまうように思う。
自分が決めた毎日のルーティンがあっても、
他人に「これもやった方がいいですよ」や「それはやめた方がいいですよ」などと言われると、自分のルーティンに途端に自信がなくなってしまったり、勧められたことを毎日できなかった場合、自分は何をやっても続かないなぁなどと無駄に落ち込んだりもする。

継続は力なりという言葉があるように、
毎日続ける事を良しとする考えを多くの人が持っていると思うが、
果たしてそうだろうか、とも思うのだ。
人間は一人一人違う性質を持っているから、
その人に合った運動や食べ物があって当然だと思う。
同じ人だって環境や年齢によって変化しているわけだから、
誰かが言っている「毎日続けると良い」事が私にとっても良いとは限らない。食べてみたらとても体調が良いと感じたそれは、きっとその時に食べたから良かったのであって、毎日食べてもし体調を崩したら「効かないじゃん」となりかねない。

私は、
自分に合った運動なり食べ物なりを探し続けることが大事だと考える。
私が言いたい「毎日続けましょう」は、
『毎日自分の身体に目を向けよう』という事だ。

歯磨きなどの基本的な事でも毎日続いている事は、
皆がやっているから、それが当たり前だから、やっているのではなくて
自分が気持ち良いから、快適に過ごせるからやっている事なのだ。
今現在続けている事にフォーカスすると自分の特性が見えてきたりもする。
なんにせよ、自分は自分のために良かれと思って行動しているものだ。
他人が言う「毎日続けましょう」に何度も乗っかってみて、
色々経験すれば、自ずと自分軸ができてくるはずである。
他人の言葉に振り回されないためにも、
自分の中の「好き嫌い」「合う合わない」の軸をしっかり見る事が
快適に生きるコツだと思う。


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