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「子どもに絶対に言ってはいけない言葉」に違和感

「子どもに絶対に言ってはいけない言葉」に違和感がある。
そういう内容の記事はたくさんあって
全部合わせたらいくつ言ってはいけない言葉があるんだろう
というくらいある。
私、子どもたちと喋れなくなるわ。
私は結構この手の記事を読んでしまうのだけど
毎回思う、「言うだろ~それは」と。

例えば、「早くして」って絶対言っちゃだめらしい。
例えば、「だめ!」って絶対言っちゃだめらしい。
例えば、「勉強しなさい」って絶対言っちゃだめらしい。
例えば、「ゲームやめなさい!」って絶対言っちゃだめらしい。

いやいやいや、言うだろ、普通に。
言われて育っただろ、普通に。
と思うのは私だけだろうか。

そういう記事を読み進めれば、
全てに言い換えの言葉が提案されていて
要は、
子どもに対にして頭ごなしに言わないようにするとか
理由を説明もせずに命令してはいけないとか
命令ではなくやる気が起きるような声かけを
という説明があるのだが

どの言葉でやる気が出るのか
どの言葉で傷付くのか
そんなのは人それぞれである。
だから、そもそも
“絶対に言ってはいけない”って大げさじゃないかしら。

子どもの気持ちを考えて言葉をかける事はもちろん大事だし
親の育て方が人格形成に影響するだろう事も分かってはいるが
親だってそんなに人間できてないから、
色々間違うこともある。間違ったら謝ればいい。


親が言った言葉より
子どもにとってどんな存在の親か
が大事なんじゃないかと思う。


私自身が子育てをする上で一番大事にしていることは
息子たちに興味を持ち続け、常に味方でいる
という事だ。

自分の子どもに興味を持って接して会話をしていたら
この子には、こういう言い方が効くなとか
この子には、この言い方は傷付けることになるなとか
分かってくる。
分かってくるから上記のような記事は参考程度に読み流せばいい。
子どもに興味を持てば、自然と会話がうまれるし
会話から、その子の個性や考え方、取り巻く外の環境を知ることができる。
知ることができていれば、
何かあった時も状況をすぐに把握でき、味方になることができる。

「何があっても味方だよ」と、言葉で言うことは容易いが
親が自分のことを色々と知った上での
「味方だよ」という声かけの方が、お互いに説得力があると思うのだ。


最後に
散々書いておいてなんだが実は、
「子どもに絶対に言ってはいけない言葉」はあると思っている。
それは
「産まなきゃよかった」「生まれてこなければよかったのに」「死んでくれ」などの、命に関することだ。
死んでしまったら取り返しがつかないからだ。ただそれだけ。
思ったとしても絶対に本人を前に口にしてはいけないと思う。



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