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詩 小雨と自転車

制御できないから
雨は何かを
教えてくれるような
気がしてる

小雨の中
自転車を漕ぐ夜
どうせ帰ったら
すぐにお風呂に入るから
すべて洗濯するから

まだまだ
漕いでいたい
湿気でごわつく
髪を一つに結び
顔の雨をはらって
また走り出す

タイヤはくるくる
まわるだけ
それでも確かに先にいる

雨の中でも
漕げばただ
進んでること
忘れぬように

今日も明日も
生活は滲みながらも
前進してる




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