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#4 採用担当が読んでみた本

皆さんこんにちは、おみつです。
【人材を逃さない見抜く面接質問50】を読んで採用/採用広報を担当している私がためになったことをまとめてみました。ひとり人事でどうしていいかわからない人、面接のときに何を聞いたらいいかわからない人は参考に見てみてください。

他の応募者にはない強みを知る質問

たくさんの候補者がいる中で、「他の人には無くてあなたにはある特徴はなんですか?」という強みを知る質問をしていませんか?その問いで果たして本当に求めている答えは返ってくるでしょうか。そこは「あなたのセールスポイントはなんですか?」に変えることで、候補者の立場に立って考えた”候補者の本音を引き出す”質問になり、こちらが聞きたいことを一方的に聞くだけではなく、候補者も答えやすい質問をして工夫すれば、求めている回答が返ってくる可能性が高いと思います。

応募ポジションに対してどれくらい温度感が高いのかを知る質問

募集職種に意欲的に取り組めるかどうかを知る質問で、「これまでで最もやりがいを感じたことについて話してください」とこれまで質問をしていました。”やりがい”というキーワードに引っ張られてしまい、候補者の方はやりがいを感じた仕事を面接の際に一生懸命回答してくれることかと思います。一方で作り込まれてしまう可能性もあると思います。それよりも「仕事で一番充実感を得たときのことを話してください」と質問をすることで、候補者の方が仕事で最も満足したときのことを聞けて、最も高いモチベーションを持っていたということがわかるため、高いモチベーションを持って仕事ができると考えられます。最も満足したときのこと=充実感なら、些細なことでも回答しやすいため、本音が伝えやすい質問になると思います。

リーダーシップの有無を知る質問

「グループで共同作業を進めるために、何かをしたことがありますか?」とざっくりとした質問をしている面接官もいらっしゃるのではないでしょうか?そこには、いろんな回答を見たい!自発的に自己アピールができる人なのか知りたい!という意図が隠れた質問になっている場合があります。ですが、ここではリーダーシップがあるかどうかを知るための質問なので、「他の人にやる気を起こさせた経験はありますか?エピソードを交えて教えてください」と、仲間を奮起させた経験の有無を聞くことで、やる気を起こさせた経験、自身が主体となって動いた経験が聞き出せると思います。

コミュニケーション能力の高さを知る質問

コミュニケーション力を知るには、他者評価を聞いた方が早い!といった方も、人事の知り合いから聞くことがあります。なので「あなたの同僚は、あなたのコミュニケーション能力について、どのように表現するでしょうか?」と言葉は違えど同じような質問をしている人もいるのではないでしょうか。ですが、他社から言われたことだけを伝える形になり、自己分析ではありません。そのため、ひと言で答えられる明確な質問と、その数字の裏付けを求める質問の両方の回収ができる「以前の仕事のうち、コミュニケーション能力が必要なものは何%ですか。また、コミュニケーション能力が必要でない仕事とは、どのようなものですか。」と質問をすることで、ロジック思考も一緒に回収できるうえに、自己評価(自分を客観視できているかどうか)も確認することができると思います。

候補者のアピールポイントを知る質問

候補者の方がこれまで経験してきた仕事の中で、アピールできるポイントをうまく説明できる質問をすることで、現場で活躍できる人を採用に繋げることができるかもしれません。「これまでの経験のなかで、〜の能力が役に立ったときのことを話してください」という、募集しているポジションとその人の経験業務と親和性のある能力の質問をすることで、能力が役に合った=困難な状況を脱出した、将来に繋がりそう、成功のヒントになりそうな過去の行動を聞き出すことができます。

ポテンシャルを知る質問

ポテンシャルを知るために、具体的な職務内容と、実際におこなったことやスキル不足でも補足のために何をして、どんな柔軟な対応ができたかを聞き出したいですよね。その場合は「要求以上の成果を挙げたときのことを話してください」と現場で求められたこと以上に成果を挙げられたときのことを聞くことで、スキルが募集要件に満たしていなくても吸収力や素直さ、そのときにどのようなコミュニケーションを取ったかを知れると思います。多少の育成で自走ができるならドンピシャのハイスキル層を採用する難しさを考えると現実的に採用できますよね。

ミスから学習する能力があるかどうか見極める質問

人間なのでミスはおこします。おこしてしまったミスを反省し次にどう活かすかが大切です。そこで「仕事でミスをしたときのことを例に挙げて説明してください」という質問をし、具体例を挙げられているか、ミスからどういった行動を起こしたかを聞きだすことができます。回答によって、判断力、適応力、回復力など様々な観点から確認できますし、その人の得意不得意も事前に確認できると思います。

まとめ

人材を逃さない見抜く面接質問50】は、面接担当者だけでなく、面接を受ける側の人に参考になると思います。「応募者が用意した答えの奥にあるものを見抜くために、面接担当者はどんな質問をしてくるか、それにどう答えればいいか」いい人を採用したい会社の方々はぜひ一度読んでいただきたいです。私がピックアップしたものはあくまで私のためになったなと感じたことなので、これを見てくださった方の企業に合う質問にアレンジしてみてください。

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