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おはなの奥にキンモクセイ。

日々、今か今かと待ち構えていた。
そして突然やって来た。はなの奥まで吸い込む空気に、ほのかに香るキンモクセイ。
木を見てみると、やっと咲き始めたところだった。

改めてあの厳しかった残暑を思い出そうとしたけれど、このキンモクセイの香りが思い出をあやふやにする。夏、あんなに忘れられないほど暑かったはずなのに。
喉元過ぎれば、なんとやら、か。

「金木犀」という名前は、植物学者の牧野富太郎博士が名付けたそうで。

わたしの大好きなお花なのに、朝ドラ「らんまん」をみるまでそのことを知らなかったし、牧野富太郎というすごい先生がいたことすら知らなかった。

随分前の投稿になるけれど、このハルジオンも牧野博士が名付けたそう。

もともと大好きだった植物がもっと好きになるドラマだった。
そして、個人的にはうさぎが好きな藤丸くんに感情移入していることが多かった。

牧野博士の「雑草という名の草は無い」という言葉は、これからの自分の人生ずっと大切にしたい言葉になった。

「らんまん」が終わると、新しく「ブギウギ」が始まった。

万ちゃん寿恵ちゃんロスになるかと思いきや、もうすっかりブギウギに夢中なわたしに安心している。
弟の六郎がかわいすぎるけど、きっと今週くらいまでの出演かもしれないので六郎のシーンを噛みしめている。
朝ドラ常連の、ものすごい役者さん🐢
声もお顔もかわいい。

色んなことがあるけれど、今年もまたキンモクセイが咲いて、そしてうっかりダイエットを忘れて食べすぎてしまうほどに新米はおいしい。
本格的に秋が来た。

わたしが1番に好きな秋。

隣にいる夫より先に1番にキンモクセイが咲いたのを発見する、という目標は今年も無事に達成。

季節を感じたり、旬のものをおいしいと思える当たり前のしあわせを感じながら

キンモクセイの香りの入浴剤の湯船に浸かって今日が終わる。

うん、なんかいい。

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