『持ってる』わたしは、遠隔操作までしちゃうから生きづらい。

自炊することが、時々つらい。

わたしはいちいち要領が悪いので、料理には少し時間がかかってしまう。

特にこのコロナ禍で、自炊が増え
「あーぁ。料理したくないなぁー」な日が1週間に2回くらいある。

いや、3.4回ある。わりと多め。

でも、その気持ちをごまかしながら
少ないレパートリーでなんとかやってきた。

今日は夫の帰りが早く、家で待っていたわたしに
「なんかいる?」と聞いてくれた。

「ご飯めんどい。お弁当食べたい」と甘えてみることに。

わたしはお弁当がすき。
ひとつの入れ物に、ご飯からおかずまで
欲しいものがぎゅっと詰まっている。

ご飯にかかったごまも好き。
あれがあるとないとでは大違い。

お弁当にはごま!
ごましか勝たん。

ぴえんこえてぱおん。
ぴえんヶ丘どすこい之助なんだ。
この言葉、使ってみたかっただけ。

とにかく、誰かに作ってもらったご飯を時々は食べたい。

帰り道から少し外れて、お弁当やさんに寄ってもらった。

画像1

「今日は魚の気分。ぶり食べたい」と
ラインに写真を添付して送っていた。

わぁい、ぶり照りが食べられるなんて夢みたい。

もしかしてわたし、上級国民なのかしら。


頭の中はもうすでに、ぶりりーランド。
夢の国。
そう、わたしはぶりりーランドのお姫様。
おほほはほほ。

お味噌汁だけ作りながら待つわたし。

あれ、思ったより時間かかってる…と思っていたら夫からの連絡が。

「やっぱりうみちゃんは持ってるよ。なんでこんなことになんねん。」

とちょっと悲しみモード。
何かぴえんなことがあったのか。

気になる。

自分がそこにいなくても、今日も何かが起こっている。

楽しい夢の国ぶりりーランド、一旦閉鎖。


夫はお弁当やさんで何があったのか。

わたしのぶり照り弁当と、自分のお肉系弁当を注文し
出来上がってパック詰めされたカニクリームコロッケ2個もお買い上げ。

支払いはPayPayで。
便利なキャッシュレス決済。
バーコードをかざすだけでお会計が済む。

あとは、お弁当の出来上がりを待つだけ。
のはずが、何やら厨房で3人が丸くなって難しい顔をしていたようだ。

その3人の中で1番偉いと思われる人が
「申し訳ありません。ぶりはもうないです」と夫に伝えてきたそう。

ないものは仕方ないし支払いも済んでいるので
「じゃぁ同じような値段で魚メニューはありますか?」と夫。

「魚はありません」との答えだったようで。

ここからがまた厄介。

現金での支払いなら、キャンセル処理も楽なところ
夫はPayPayでの支払いだった。

他の人のお弁当も作らないといけないし
PayPayの返金方法わからないし、で
3人の店員さんは全員パニック。

「どうしたらいいですか?」と、店員さんの指示を待ち
結局、全部キャンセルで返金という形に落ち着きPayPayの返金をしてくれたそう。

その間も、後ろには注文する人の行列ができ

『なんかおれ悪いみたいになってるよ状態』完成。

ちなみに、魚のメニューが他にないなんてことはない。

幕内弁当の上には焼き鮭が載っているし
さばの味噌煮弁当もある。

それでも、魚はないと言われてしまったから仕方ない。

たぶん、面倒な客だと思われたんだ。

そして、夫のお肉系弁当もキャンセルになってしまったため

手ぶらで帰ってきた。

その場にいたかった。
現場で体感し、「きょうもわたし、持ってるー!」の感覚を味わいたかった。

「うみちゃんがぶり食べるって言ったからおれまで巻き込まれたんや。 note に書いてくれ。」と言っていたので

今日のテーマは、ぶり照り弁当PayPay返金騒動になったわけ。

魚が食べたかったのよ。
どーーしても。

なので、魚肉ソーセージで我慢した。

今日も、自身の経験じゃないけど
遠隔操作で運貯金ができた。

貯めとこ!運貯金!

そして、ふたりでまた探しに行こう。

ぶりりーランドの
ぶりッキーとぶりニーちゃんを。


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