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大山と大山崎って一字違いじゃん

昨日の夕方、鳥取大山を出発して、日をまたぐ前に大阪着。なんばのホステルで一泊して、朝から京都大山崎へ向かう。ここに移り住んだ友人と会うためであり、中村夫妻がいる大山崎コーヒーロースターズに立ち寄るためであり、願わくば2度目のサントリー山崎蒸留所に行ければと思ったのがあったので。

人がまちを訪れるには「3つの理由」が必要だと思っています。
https://colocal.jp/topics/lifestyle/renovation/20150215_42911.html

スティーブジョブスも「3つ」という数字を大事にしてたみたいだけど、まちや暮らしを取材テーマとして地域を動き回るなか、その法則を身体が勝手に取り入れていたせいか、確かにそうだなぁ、とつい納得してしまう。

友人で同年代のしんやくんは、ロースターズも含めて、大山崎を超丁寧に案内してくれた。通りがかる一つひとつの場所の歴史的な説明から、大山崎町のまちやひとの雰囲気まで、一人でふらっと立ち寄るだけでは決して掴むことのできない、観光と暮らしの間にあって、温もりある情報を共有してくれる。

”温もりある”というのは、彼が放つ一つひとつの情報が、すべてぼくに対する問いにつながっていたり、ぼくの活動のヒントになるような言葉(アイデア)であるということで、気が利いている、いや効きすぎてるなぁと感じるからだ。

それは、しんやくんとぼくという人間の波長が合うから自然とそうなっているのか、あるいは、彼がそういうダブを超えるようなやさしさ成分でできた人間だからかは定かではないけど、やたらめったら心地よい時間が流れていくのがわかる。

振り返ってみると、一緒にいて居心地のよかった人というのは、ぼくが法師っていることをさりげなく察知してくれていて、必要な情報を過不足なくくれていたような気もする。相手をもてなそう、悦ばせよう、というサービス精神を持っていて、観察力・洞察力に長けているような感じの人で。

たぶん、しんやくんに会うのは、半年振りだったけか。共通している感覚は、やりたいことはあまりなくて反対にやりたくないことをどれだけ避けられるように環境づくりをするかっていう発想だったり、オラオラキラキラしている人が苦手とか、”抜け感”を大事にしているとか、(暮らしを生贄に、身を削るように)シャカリキに働きたくないとか、そういうところで、わりと根暗なんだけど、沈むことなく低空飛行で根暗なりに日々を楽しもうとする彼の姿勢に信頼を置いているのだと思う。

その人を好きな理由って書き出してみると切りがないんだなぁ。思いのほか。まあ、ある人を嫌いな理由を書き出してみたほうがもっと多く吐き出せる気もするけど(笑)。そういや気づいたのが、好きにしろ嫌いにしろ、その理由って、自分のなかで整理できてなくて、”なんとなく”ってことも多いみたいで、言語化を怠けている人のほうが実は多いってこと。

自分の気持ちだけじゃなく、言葉とも向き合って、二つを”貝合わせ”するために、こうやって日記を書いているわけだよねとつくづく。だからも明日も。つらつらかくかくしかじか書く書く。

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