【思考の種蒔き】【本心で生きる】アヌビス神とジャッカル
わが家には、アヌビス神のパピルス画がある。
エジプト好きな夫が以前、現地で購入したものだ。
神様......そういう一種の“エネルギー”は存在する、と信じている。
今、4冊目のNVC関連本を読んでいる。
『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版』
マーシャル・B・ローゼンバーグ 著
安納 献 監訳
小川敏子 訳
(※記事タイトル画像に本書の表紙を使用)
NVCとは、非暴力コミュニケーション(Nonviolent Communication)のこと。
相手も自分も尊重する。争ったり、どちらが正しいかを判定したり、人を動かしたりするためのものではなく、
自分と相手に共感し、互いのニーズを分かちあい、平和的につながるためのコミュニケーションスキル。少しずつ、噛み砕き味わうように、
じっくりと読んでいる。
この本の前に読んだ、同じくNVC関連の冊子
『キリンとジャッカルの楽しいコミュニケーション』
(著者・イラスト ジーン=モリソン
編集者 クリスティン・キング
翻訳者 後藤ゆうこ
発行 有限会社 ナディア 出版部)
(※記事タイトル画像に本書の表紙を使用)
によると、
ジャッカルは
“攻撃、自己防衛、逃避など
「悪者探しの癖」のシンボル”で、
キリンは
“心を開いて話す、聴くなどの
心とつながった本来の姿のシンボル”だ。
ジャッカルのコミュニケーションの仕方は、
例えば、相手を責めたり決めつけたり、喧嘩腰になって食ってかかるような物言いや態度を取る。売られた喧嘩は買う。
キリンは喧嘩になるような感情的な言動・反応をせず、自分の気持ちをあくまで冷静に、穏やかな態度で相手に伝える。
(これらはあくまで一例。)
ここで間違えないようにしたいのは、
ジャッカル=“悪”で、キリン=“善”
なのではないということ。
ジャッカルもキリンも、誰の心の中にも居る。
ジャッカルのコミュニケーションは、“満たされないニーズの痛々しい訴え”である、ということ。
誰しも心の余裕のない時にはジャッカルのようになるし、キリンのように穏やかで平和的になれる時もある。私も、もちろんそうだ。
さて、話をアヌビス神に戻すことにする。
アヌビス神は犬やジャッカルに象徴される、
裁判の神。あの世で死者の心臓の重さを秤にかける。
死者が真実を語るのか、嘘偽りを語るのか。
それが心臓の重さとなる。
ここでも出てくる
「正直さ」と「誠実さ」。
私の心が反応するものは、
「本心を伝える」「本音を話す」
ということ。
(......このキーワード、私の目の前に何度も出てくるのですよ。繰り返し、繰り返し。)
人の反応を気にして言いたいことが言えない
とか、
それでフラストレーションが溜まったり、
後悔したり
とか、
誰でもそういうことは、
多少なりともあるでしょう。
(私には、大いにあるあるですが(^_^;))
コミュニケーションは積み重ねで、
本音・本心を伝えられなければ、
心が苦しくなる......ストレス溜まっちゃう。
断ることや、伝えにくいこと......、
正直なところを伝えたらどう思われるか?
相手を傷つけないか?
先回りして考えて、相手に気を遣っちゃう。
(そういうことも時には必要ではある。)
嘘ついてるつもりはない。
騙すつもりもない。
悪意なんてさらさらない。
でも、自分に嘘をついている。
と同時に、他人も欺いていることになる......。
・°°・(>_<)・°°・。
いくら“本音・本心をきちんと伝える”と言っても、
自分が感情的に反応したり、伝え方や相手によっては、修羅場になりかねない......。
(まさに“ジャッカルのコミュニケーション”)
人間関係って難しい!(>_<)
しかし、本音・本心をきちんと相手に伝えることは、
自分軸......主体的に行動する、
その第一歩だと私は思う。
私が必要としているのは、
コミュニケーションスキルのアップと、
心臓に毛を生やすこと。
なんじゃそりゃ(笑)
本物とフェイクの見分けがつきにくい世の中......、
誠実さってなんだろう?
正直であるってなんだろう?
そんなことを、たびたび考えさせられます。
アヌビス神は冥界の神。
人生と在り方を、問われているよう。
「君はそれでいいのかい?」と。
畏れ多い、恐れる気持ちも少しある。
でもそれだけでもなく、
深ーーーーーい叡智を感じます。
☆【思考の種蒔き】について☆
「考えること」を目的に始めたシリーズです。
主に筆者の考えを述べています。
(課題に対する“答え”“正解”を語るものではありません)
読者様方のスピリチュアルな感性・発想、思考・思索・自己探求のきっかけとなれましたら幸いです。
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Olivia743@seeker
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