神様のカレーうどん ~恋のスパイスは危険な香り~
ガネーシャ亭は大繁盛! でも、ガネーシャはヘトヘト。
「もうアカン… 手伝って、クリシュナ!」
「えーっと、兄貴、僕、客引き担当やん?」
「ええかげんにせぇ! ほら、注文とったれ!」
クリシュナは、しぶしぶ注文を取り始めます。すると、そこに現れたのは…
絶世の美女!✨
「あ… あの… 私、恋を叶えたいんですけど…」
美女は、頬を赤らめて、ガネーシャを見つめます。
「な、な、な… なんじゃとぉー!!!」
ガネーシャは、一目惚れ! カレーうどんを作る手も震えまくり!
「兄貴、顔、顔! 鼻から牛乳出とるで!」
「う、うるさいわ! ほら、特製ラッシーサービスや!」
ガネーシャは、舞い上がりながら、美女にラッシーを渡します。
「あ、ありがとうございます…」
美女は、一口飲むと…
「!?」
なんと、美女は、みるみるうちに… 牛に変身してしまったのです!
「モーモー!!!」
「な、なんでやねん!!!」
そこに、クリシュナがニヤリと笑って…
「ふっふっふ… 実は、あの美女、僕の化身だったんだ!」
「な、なんでそんなことするねん!」
「だって、兄貴が恋煩いで、店が潰れたら困るやろ?」
「心配せんでも、潰れる前に、俺が倒れるわ!」
こうして、ガネーシャの恋は、悲しくも滑稽な結末を迎えたのでした…
…と思いきや!
「モーモー… (このカレーうどん、美味しいわ…)」
牛に変身した美女は、ガネーシャ亭の常連客になったのでした…
(完…かな?)
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