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おしくらまんじゅうと鬼ごっこ

 朝のテレビ番組で聞いた「おしくらまんじゅう」。久々に聞いた言葉だ。このおしくらまんじゅうだが、実際にやったことがある子供って、どれくらいいるのだろうか。この言葉さえ知らない人も多いのではないだろうか。私は、やった事も、見た記憶もほとんどない。
 まず、やるには何人も人が集まらないといけない。仲も、それなりに良くないと出来ないと思う。他人と体をくっつけ、押し合うのを楽しいと思うかどうかは、その人にもよるだろうけど、心を許せる他人がどれくらいいるかも大事になってくるだろう。
 遊びの範囲で、体を押し合う。痛いと感じるまで本気で押せないから、力は微妙に加減する。おしくらまんじゅうをしているときは、恥ずかしさもあってか、皆が笑っている。その後、少し照れたようにしている。
 大人はしないだろうが、これは結構難しい遊びだと思う。子供の頃にした鬼ごっこ、かくれんぼなどは、遊ぶ子同士での駆け引きがあって、遊びの中で人との関わりを学んだりする。わたしは、そういう遊びが苦手だった。何かで腹が立ったときに怒れず、我慢してしまう性質。自分が「鬼」になったとき、すぐにタッチできず、ずっと鬼のまま走り回って困っている性格を嫌だと思ったり、自分はこのままだろうな、と諦めたり、それでも直したいと思ったり。
 人間関係のうまさは、持って生まれたものもあるのかもしれない。

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