マガジンのカバー画像

環のストーリー

98
生きる姿を、音楽と。環のストーリーを紹介します。
運営しているクリエイター

#この経験に学べ

下高井戸での違和感は私のアラーム?

声が大きいなと思った。 下高井戸駅の本屋で待っていると、吉田くんが若干の汗を滲ませながら…

世田谷の道に置いてきた

二股に分かれた道だった。敦は私が後ろから追いかけてくると思っていただろう。だけど私は、敦…

吉祥寺で表舞台に立って泣いた日

体調は悪かった。正直なところ外に出ていいかどうかはギリギリな日だった。 2023年10月28日、…

鶯谷で予想していないことが起こるのは愛に溢れているから、かも

鶯谷では予想していないことが起こる。 そんな確信が芽生えつつある。 鶯谷に初めて行ったの…

余白が力になる

17時59分。スマホを取り出して時計のアプリを立ち上げる。 秒針を横目に、パソコンに終業時刻…

大人になっても成長痛はある

今の仕事を選んだ理由は、直属の上司・佳那子さんと気が合いそうだったからだ。 話し方、仕事…

遠い存在と決めていたのは私だった

春の匂いを感じると、学生時代がふと蘇る時がある。 特に高校生の頃のことだ。 今、胸を張って親友だと言える行天、桃香、美香は高校の同級生だった。ただ高校時代、桃香と美香とは話したことがある程度で、大学生になってから本格的に仲良くなった。 思い返してみると、私が彼女2人を”遠い存在”と決め、深い接触を避けてしまっていたように思う。 「うちの学校、可愛いギャルのグループあるよな」 同級生が噂にするほど派手な女子グループがあった。そのメンバーだったのが桃香だ。 あることないことの噂

「全部嫌だ」って言いたい時期なんです

「あーあ、今日もキレてたな」と思う日が続いている。 このもやもやの正体はなんなのだろうか…

コミュニケーション能力を伸ばしすぎました

人とコミュニケーションをとることが、本当に本当に得意なのである。 職場の先輩と話している…