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環のストーリー

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生きる姿を、音楽と。環のストーリーを紹介します。
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#バレーボール

目白で気が引き締まっているのは私です

「次は目白。目白です」 山手線のアナウンスが告げる。まだ一駅しか乗っていないのにな、と惜…

上北台に置いてきた思い出

「ねえ、上北台って覚えてる?」 「覚えてる!覚えてる!よく練習試合行ったよな〜」 「だよね…

後楽園の体育館で向き合ってくれていたのは校長先生だった

弱小男子バレーボール部の顧問は校長先生だった。 私は中学生の頃、男子バレーボール部に所属…

31歳で始めたアルバイト

最近、アルバイトを始めた。頻度は月に1回くらい。 どんな仕事かというと、大好きな大好きなバ…

「全部嫌だ」って言いたい時期なんです

「あーあ、今日もキレてたな」と思う日が続いている。 このもやもやの正体はなんなのだろうか…

自分が教えてくれた道標

自分の中に”漫画の主人公っぽさ”を感じたことがある。 大学1年も終わりを迎えた2011年3月。…

置かれた場所で咲かないでください、なんとなくなら

先日、後輩から誘われて、大学時代に所属していた男子バレーボール部の練習に行くことにした。卒業から7年がたち、体はなまりなくりである。正直、バレーボールができるかどうかさえ怪しい。びくびくしながら体育館に足を踏み込んだ。 体育館に入ると、現役の部員たち12、3人が練習に励んでいた。非常に真面目な印象を受けた。裏を返せば自分たちの代に比べて、なんとなく大人しい印象を受けた。体育館に入った瞬間に矢のように飛んでくる挨拶に迎えられるかと思ったが、「誰だろう?」という戸惑いの目線を向

貼られたレッテルを剥がすと決めて本を開いた

※文中には差別表現が出てきます。ただ、それらを是認する意図は全くありません。 <〜小学生…

一時停止する勇気、ある?

 進路に揺れていた。  2012年の12月、大学を1年間休学して石垣島の新聞社でインター…

諦めなければもう負けない

 「もう負けたくないです」  私は、首筋にキスマークのついた先輩に頭を撫でられ、体育館で…

南の島のフェスで僕は泣いていた

 泣きたいと思っているのに、涙が出てこない。心の矛盾に違和感を覚え、ふてくされたくなった…