自分で自分の代名詞を決められない
私のジェンダー・アイデンティティは「男ではない」だ。ここに至るまでにも揺らぎがあったし、まだ揺らぎの途上にいる。
以前も書いた(?)が、20歳で振り袖の写真を撮るときに、とても違和感があった。そのときは、私は女ではない、けど男でもない、男と女が両極端にある数直線で言えば、真ん中より女寄りではあるけれど、女ではないと自認していた。
というか、女にはなりきれないという感じだった。周りの女たちと私の間には、見えにくいけどたしかにある壁なのか溝なのか、そういうものがあると感じていた