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セックスのないパートナーシップは不完全?
先日友人と話していて、気がついたことがあった。大学時代に付き合っていたXには他の人とセックスしていいよと言っていたが、その後付き合ったYには多分、そのように言ったことはなかったか少なかったということだ。
Xに対しては、セックスの相手というか、性欲を満たす相手?を、私だけに求められることにしんどさを感じていた。
Xは「好きな相手だからセックスしたいと思うのであって、他の人としたいとは思わない」と言
「正しくない」人としての私
少子化は問題だ、その対策として結婚する人を増やそう
という力が働いている。
個人のパートナーシップのあり方や、子どもを育てるか/産むか、それは何人かといったことに、国などの権力が介入してはならない。
もし仮に、少子化は問題だと考えているならば(誰にとっての問題?)、その人口比率でも耐えうる制度をつくるとか、「正しい家族」の規範をかたちづくる法制度を変えるとか、個人の選択や身体に介入する前にやるこ
私にとっての非婚とアセクシュアル(と、ジェンダー・アイデンティティ)の現在地
私はアセクシュアルと自認しているが、それはここ1年くらいのこと。その前から、自分はアローセクシュアルだと思っていたときから反婚で、非婚で生きると決めていた。
婚姻の平等が達成しても、別姓での婚姻が実現しても、少なくとも戸籍制度と切り離せない日本の制度の中で結婚はしない。その延長線上と私は考えているので、いわゆる事実婚もしない。そう決めていた。(この選択は私が持つ特権性がなければできない選択だと思
アセクシュアルを自認するまで(4)
(3)で書いた人とは別れることになって、その後でまたもう一人私を好きと言ってくれる人がいた。
私は誰とも結婚するつもりがないことや、セックスは苦手であることを伝えた上で、付き合うことになった。この時もまだ私は、セックスが「苦手」であることについて自分が変われるかもしれないという希望?を持っていたと思うし、相手もきっとそうだったのだと思う。
当時私は自分のことを、アセクシュアルっぽさがあるヘテロだ
2017年のニューヨークで
初めての1人海外旅行は、アメリカのニューヨークだった。なんとなく、その時影響を受けたり好きだったりしたアーティストなどが、ニューヨークで人生の転機があった語っていることが多くて、いつか行ってみたい!と心惹かれたからだった(ミーハー心で)。
行ったのは2017年で、自由の女神は見なかったけれど、有名な観光地はだいたいまわった。5番街で道の両サイドに国旗がずらっと並ぶ景色を目の前にして、ドラマみたい
分籍して戸籍筆頭主になった
22歳の時、私は戸籍筆頭主になった。分籍によって、親の戸籍から出たからだ。成人していれば自分の意思で選択できる。親と縁を切ったわけでもないし、どちらかというと関係は良好だと思う。
あえて親に言うことはしなかった(言う必要もないし)。戸籍なんて滅多に見る機会がないので、きっと気がつかないし、もし気がついて尋ねられても、事実を答えるまでだと思っていた。
先日私の友人が結婚した話をきっかけに、婚姻届
女の領域?男の領域?
友人が結婚式のプランを立てているそうなのだが、夫には不満があるらしい。それは、プランナーさんや会場の人が、妻の方ばかりを見て話すことだそうだ。
一方妻の方は、部屋探しの時に不動産屋さんが夫の方ばかりを見て話すと感じていたとのこと。
2人のことを2人で決めているという本人たちの意識と、周囲(業者)からどのように接されるかにギャップを感じたそうだ。
これにモヤモヤしたと伝え合えるふたりの関係性は素敵
婚姻届と戸籍と住民票
先日、友人からLINEで結婚報告を受けた。「結婚し、〇〇になりました。戸籍筆頭者と世帯主は分業制でとりあえずやっていくことにしました。笑」(〇〇の部分は、姓が変わったという内容)
優しい友人が私に気を遣って、送ってくれたことが伝わってくる文章だった。
気を遣わせて申し訳ないなという気持ちと、私の超草の根活動(?)がこんなかたちでというのがちょっとうれしい気持ちもあった。
その友人によると、婚姻届
朝ドラを初めて観ている
『虎に翼』について、初めましての人たちを感想を共有する場に参加した。演劇に詳しい人、憲法に詳しく朝ドラをよく観ている人、初めて朝ドラを観ている人、ファシリテーター(場づくりをした人)と私だった。
私もこれまで一度も朝ドラを観たことがなかった。毎朝半年間も観るなんて、絶対続かない!という思いと、自己実現のイメージはありながら異性愛的なイメージもあり、特にここ数年そういうドラマに苦手意識があるので、
サラダを取り分けたがらない女
ある時、幼い頃からの友人たちと4人で久々に集まって、ご飯を食べていた。少なくとも友人Aは私を、「サラダを取り分けたがらない女」「どうしても割り勘にしたがる女」と認識しているようだ。これは合っているし、間違ってもいる。(※直接本人に明確に確認したことはないため、二桁年数の付き合いからの私の推測で、友人Aは男性、Bは女性として話を進めます)
その場でははじめ、友人Bがサラダを取り分けようとしてくれた
「共創の場:ジェンダー問題とアジアのアート・コレクティブ」
青山学院大学のジェンダー研究センター主催の展覧会「共創の場:ジェンダー問題とアジアのアート・コレクティブ」に行った。
アジアの様々な地域の実践という空間的な広がりもあり、時間的な広がりもあり、とても力強くてエンパワーされる内容だった。
個人的には、新宿リブセンターの『リブニュース この道ひとすじ』創刊号(1972年10月1日発行)の現物を見られたことが特に印象に残った。「『中絶は殺人だ』?」とい