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Old Soldier の複業探訪(7)

「複数のマッチングサービスを使え」。ライフシフトラボのインストラクターの教えに従って、ビザスク、HiPro Direct ともうひとつ、地方に特化したマッチングサービス、Loinoに同じ経歴書を登録した。そう云えば、地方にはコンサルのニーズが結構あると、リクルートのインストラクターは云っていた。が、このサービスは自分でマッチング先を探して応募するカタチのものだ。待っていては、なにも始まらない。

と云う事で、手始めにLoinoの求人を眺めてみると、たしかにエスプールが云うとおりで、コンサルなどと云う「上から目線」の求人はほとんどなく、あったとしてもマーケティング関連ばかりである。ソフトウェア関連の求人はと云えば、これもエスプールのおっしゃるとおりで、「現場に張り付いて一緒に汗を流す系」、つまりプログラミングができなきゃ話にならないものがほとんどである。しかもプログラミング言語はたいていPYTHONである。
私のキャリアはメカトロ系、生粋の組込みソフト屋である。扱える言語と云えば、もっともエレガントな高級言語でC++、その次がC、高度なリアルタイム性が求められる部分はアセンブラで書いていた。考えてみれば、組込みソフト屋、いわゆる制御屋が生息する職場と云えばメーカーである。そして、組込みソフトは一方でファームウェア、即ち、旧来はハードウェアで実現していた機能をソフトウェアに置き換えたものとさえ云われている。してみれば、メーカーである以上は少なくともその商材に対するノウハウは持ち合わせている訳で、20世紀であればともかく、21世紀の今、それをソフトウェア化するのに外部のコンサルの力を借りようなどと云う会社があるのだろうか? 求人のページをめくる度に、暗澹たる気持ちになってきた。

気分を変えようと、ビザスクにアクセスする。
ビザスクは良くできていて、アドバイザー登録した者が検索機能を使えるようになっており、自分が求人にマッチングするかどうかを試す事ができる。
さっそく、「ソフトウェア」、「品質保証」などのキーワードを入力し、検索してみると、幸いな事に、私のページリンクが結構上のほうに表示された。一安心して、マッチングした他のアドバイザーの売り文句と経歴を眺めてみると、ご同業がなんと多くいらっしゃる事か。予想はしていたが、同じ会社に勤める「仲間」も何人も居る。同じようなキャリアを売り物にしようとしている人が結構居た事への安心と、一方で、この競合の中から自分が選ばれる可能性への疑心とが入り混じった気分で、この日はPCを閉じた。

それから2週間ほど経った頃だったろうか、ビザスクから一通のメールが届いた。(続きは次回に)

ここまでお読み頂いて、ありがとうございました。
このとおり、老兵の複業探訪を不定期で、時折、世相に対する世迷い事を織り交ぜながら発信して参ります。

どうぞ、よろしくお願い致します。


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