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ゆめいるか書房(岡田美幸)
2023年8月23日 12:00
『現代俳句女流百人』より、俳句を紹介する連載。好きな句と作者を紹介したいと思う。井沢正江繰り返す日常生活でふと「前もこんな日があったな」と思う瞬間がある。そんな気持ちが句に結実した。そう言われると確かに!の一句。山田みづえ野外の猫じゃらしが沢山生えている場所で泣いているのだろうか。暗喩の可能性もある。春の帽子の陽気さと、やるせなさの温度差のギャップがある。鍵和
2023年8月21日 12:00
『現代俳句女流百人』より、俳句を紹介する連載。好きな句と作者を紹介したいと思う。今回は黒田杏子氏。選馬と白鳥がいる場所だということが一句から分かる。景と構成の巧みさ。怨みの句だと内容が重くなるが、この句の内容はどちらかというと結句の「なつかしみ」に比重がある。そのせいか重さは少ないように感じた。たかんなは筍の古語。オオムラサキは蝶の名前。場所も蝶も固有名詞
2023年8月16日 12:00
『現代俳句女流百人』より、俳句を紹介する連載。今回は殿村菟絲子氏。作品の選街の光景から街全体の憂愁を感じさせる句。夫の急逝後、「万蕾」を創刊したとのことで、その頃の句。そういった事情を加味すると、更に深みを感じる。「祝ぐ」は「ほぐ」で、意味はことほぐとほぼ同じ。Wikipediaよりまた、お名前の漢字表記が正しいかを調べるついでにwikiを読んだ。その一文にと
2023年8月11日 12:00
「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけている。そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のために紹介したい。※()内はページ数。列島春秋 (6~8)(6)存在は刹那の連続 空蝉が鳴く 旭太郎落人も見しか一縷の大蛍 浅川 芳直(7)よく笑いよく食べ青き大昼寝 Araki濁点のような生きざま西瓜食べ 馬場 民代地方の力地区協会報を読む(12)図書館に指紋をのこ