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「Time is money」この言葉どう使ってますか?(vol.1|全2回)

vol.1|全2回

Time is money (時は金なり)

アメリカ建国の父の一人である、ベンジャミン・フランクリンが彼の著書『Advice to a Young Tradesman』の中で語った言葉です。(「時は金なり」はTime is money の日本語訳)

日常的な会話の中でもよく耳にする言葉ではありますが、あらためてこの意味を考えてみると、人によってその解釈が若干異なるかもしれません。

今回は「Time is money」の解釈について、一般的な2つの解釈と、私なりの解釈の3つに分けて考えてみたいと思います。
もしかしたら、お金の使い方が変わるかも・・・?私は少しだけ変わりました。それでは、どうぞ!

解釈①「時間は貴重なものである」

まず、最も一般的で、辞書的な意味での正解。
『時間は貴重・有効なものだから、むだに費やしてはいけない』(広辞苑)

あえて説明をするまでもないかと思いますが、
自分に対しても、他人に対しても、「意味もなくだらだらと過ごしているともったいないよ!」というような時に使うのではないかと思います。
時間もお金も貴重で大切なもの、という観念的な意味合いが強いですね。

解釈 ②「機会損失」

続いて、ベンジャミン・フランクリン本人の言葉を元にその解釈を考えてみます。

(以下、『Advice to a Young Tradesman』から一部抜粋)

"Remember that time is money. He that can earn ten shillings a day by his labour, and goes abroad, or sits idle one half of that day, though he spends but sixpence during his diversion or idleness, it ought not to be reckoned the only expence ; he hath really spent or thrown away five shillings besides."

(筆者簡約)1日に10シリング稼ぐことのできる人が、半日外でぶらぶらしたり、暇に過ごしていた場合、たとえその間に6ペンスしか使わなかったとしても、それだけを浪費したのではなく、5シリングを得る機会を失ったと考えるべきである。

ここで述べられているのは、「機会損失」の考え方で、一般的に用いられる時よりも具体的、かつビジネス寄りの考え方であることがわかります。

3つめの、私なりの解釈とは?

さて、本題です。これが書きたくて記事にしました。

簡単に言ってしまえば、"Money is Time(金は時なり)"ということ。
タイムイズマネーという言葉は、「時=金」と表すことができると思いますが、よく考えてみると「時間の使い方」という方向で語られることが多いのではないでしょうか。

ですから、あえて「金」と「時」を反対にした言葉から、
「金の使い方」という方向から解釈を考えてみたのです。

なぜ突然そんなことを考え始めたのか、というところから始めたいと思うのですが、今回は記事を分割させて頂きます。

次回へ続きます。
ぜひ読んでください。


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