音楽と政治と

音楽が政治に使われることを嫌う人は多い
なんとなく音楽がピュアなもので政治が汚いという感じだからだろうか?

音楽とは政治力によって発展してきた歴史もあるので、今更政治に使われたくらいでガタガタというのもどうかと思ったりもする

ただ、政治というのは国民に叩かれるものだということを考えると、本当は音楽が使われるということはどうでもいいのかもしれない

ギリシャ時代より音楽とは権力者の力を誇示する材料であった
今のように音楽が簡単に鳴らせるものではない時代

人を動員して音楽を鳴らすというのはそれだけ権力とお金があるという証でもあったのだ
自分が登場する度に音楽を鳴らす
そうするには、専属の音楽家たちを雇っていないといけない
お金がかかる
そういった具合である

ギリシャ時代は、金持ちが1日家でBGMとして音楽を鳴らしてるというそのためだけに人を雇ったり
ギリシャ時代の話をすれば、音楽に限らずすごい話が色々あるわけだが、ようするに現在の家電の役目をすべて人がやっていたと考えても過言ではない

宮廷音楽では貴族が自分のためだけに自分の好みの音楽を作らせて演奏させたわけだし

音響機材はナチスによって発達したし、ヒトラーの演説ではワーグナーのレコードが使われていた

歴史を見ていくと音楽はうまいぐあいに政治に使われている
それをあえて批判することもない

ベートーベンなんかは政治に関心の強い人だったし、ナポレオンに向けて言われもしないのにナポレオンに曲を書いている

モーツアルトだってフリーメーソンに熱心で曲をたくさん書いている

音楽家だったら政治や社会に関心はないといけないと思うし、時代を読むということも大切なことであるのも事実だ
ま、この辺については音楽家から政治へのアプローチになるのだけど

政治が音楽を利用するとなると、たちまち批判がおきる
良くも悪くも音楽は拡散する際にものすごく力を発揮するので、みんな何かと利用したいのだ

ただ、音楽家がそこに介入しているのかどうかというのも難しい
勝手に使われている場合、音楽家が介入している場合、両方あるが介入している場合は音楽家自身も叩かれてしまいかねないので大変である

世間は政治やら反社会勢力と音楽の癒着に厳しい

正直、そんなに騒ぐことかね?
と、思うのは僕だけだろうか

叩くなら、何か違う方法で対抗できるユーモアがほしいと思う

そういう意味では、僕はたむけんさんに拍手を送りたいのだけど

僕もこれで乗っかったってことですかね?
偉そうに言っておきながら、何のユーモアもなくてすいません
今回の件にしても、音楽と政治のことにしても僕は全く興味がない

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