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雅楽を25年やってみた

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「なんか日本の楽器したい」と、雅楽の龍笛(りゅうてき)を始めて、いつのまにか25年。思い浮かぶことを書いてみますね。 *参考:初心者向けの説明を別マガジン「雅楽初心者に届けたい実…
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2019年12月の記事一覧

とうとう高ピッチ龍笛を買った

とうとう高ピッチ龍笛を買った

龍笛(りゅうてき)のピッチの話をします。音の高さです。

昭和40年代、「黄鐘」(おうしき。雅楽で用いる音名の1つ)を430Hzとする考えが広まりました。

それまでも事実上は、ほぼそうだったようですが、数字で把握することがなかったようです。(参考 【なぜ雅楽は430ヘルツ?】日本雅楽会)

以来今日まで、「雅楽の基音は430」「黄鐘=430」と数字で表現されています。

龍笛も「黄鐘=430」で

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笙の和音は頭の中でこんなふうに見えている

笙の和音は頭の中でこんなふうに見えている

雅楽演奏での笙の和音。

わたしには、こんなふうなものが見えます。

周りにグレーと薄紫、黄色の入り交じったような霧があって、微細な粒子が真ん中あたりに集まっています。

音と音でないところはとても曖昧です。だから、画用紙の四角は残念。

何があつまっているか?
わたしにもわかりませ~ん。ただ、脳の中でこう見えるのです。

みんな、どんなふうに音を感じてるんだろ。
同じなのかなあ。

ちなみに、合

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ユーフォみどりちゃんの「コンバスは響き」って、笙みたいで、胸躍った

ユーフォみどりちゃんの「コンバスは響き」って、笙みたいで、胸躍った

雅楽をやっています。
龍笛という横笛が専門です。

でも、憧れているのは、笙です。
こんな音です。

うっとりします(*´.`*)

単音と和音がありますね。
合奏では、ほぼずっと和音が鳴っています。

吹奏楽部を描いたアニメ「劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~」で、コントラバスのみどりちゃんが、「コンバスの役割は響きなの」と後輩に言うシーンがありました。(この通りのセリフじゃない

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