凛@色×音

龍笛インストラクター/龍笛練習サークル「ばう」主宰https://note.com/o…

凛@色×音

龍笛インストラクター/龍笛練習サークル「ばう」主宰https://note.com/okui_rin/n/n8ece2f8e2f10 /京都府宇治市在住

マガジン

  • 龍笛サークル「ばう」練習風景

  • 龍笛練習サークル「ばう」お知らせ

    筆者が主宰するサークルの開催日などを、こちらにまとめています。

  • 龍笛初心者に届けたい実践的説明

    雅楽の横笛「龍笛」の初心者に向けて、実践的な説明をします。

  • 雅楽を25年やってみた

    「なんか日本の楽器したい」と、雅楽の龍笛(りゅうてき)を始めて、いつのまにか25年。思い浮かぶことを書いてみますね。 *参考:初心者向けの説明を別マガジン「雅楽初心者に届けたい実践的説明」で書いています。

  • 笛作り

最近の記事

2024年4月の練習日

京都府宇治市の龍笛練習サークル「ばう」です。 インストラクターが丁寧にレクチャーしています。 2024年4月の練習日は下記の通りです。 ▽7日(日) ▽21日(日) ▽28日(日) 時間は2コマあります。 1コマ2時間で、参加費は1回1000円です。 詳しくはリンクの基本情報(参加要項)をご参照ください。

    • 宇治・興聖寺のヤマザクラ

      龍笛サークルの練習日です。 宇治・興聖寺の龍宮門脇のヤマザクラが満開でした。いい季節になりました。 NHK「京都人の密かな愉しみ」の過去分をオンデマンドで見ていたら、主要登場人物の修行僧が興聖寺(実名で登場)で修行中という設定になっていて、このヤマザクラや、お寺の中もたくさん映っていました。 こんな番組があったのかと、びっくりしました。 すぐそばの宇治川・中の島では、さくらまつりの真っ最中ですが、龍笛の音は届くかな?

      • 2024年3月の練習日

        京都府宇治市の龍笛練習サークル「ばう」です。 インストラクターが丁寧にレクチャーしています。 2024年3月の練習日は下記の通りです。 ▽17日(日) ▽31日(日) 時間は2コマあります。 詳しくはリンクの基本情報(参加要項)をご参照ください。

        • 龍笛――太く吹き込んで細くまとめる

          龍笛の吹き方は、太く吹き込んで細くまとめるのが基本です。 初心者の方を見ていると、唇を引き締めて細く吹き鳴らす、というやり方が多いです。 最初はそれでも良いのですが(鳴らないと楽しくないですからね)、それが普通だと思われると、龍笛らしい音が、いつになっても出ません。 吹き口は楕円形ですね。長い方(頭←→尾方向)で2センチくらいあります。それだけの幅の息を吹き込んでみましょう。 息は、おなかから1本の太い管が口まで通っているイメージで、喉を開き、吹き込みます。 喉を開

        2024年4月の練習日

        マガジン

        • 龍笛サークル「ばう」練習風景
          7本
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          17本
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          19本
        • 雅楽を25年やってみた
          9本
        • 笛作り
          1本
        • 100ビューに感謝
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        記事

          龍笛−チューナーで高さを確認する

          今日の龍笛練習では、ロングトーン(1つの音を長く鳴らす)をみっちり行いました。 六からテ(かん)まで、一つずつフクラで吹き、テから全て開放した音まで同様にセメで吹きます。 チューナーで高さもチェックしました。 龍笛は音を出すこと自体が大変なので、高さが合っているかのチェックは、おろそかになりがちです。 ある程度 音が出るようになったら、チューナーを見ながら チェックをすることが大切です。正律(針が真ん中)の上下10セント以内なら、実践的には OK です。 セント と

          龍笛−チューナーで高さを確認する

          2024年2月の練習日

          今日は、龍笛練習サークルばうの、2月第1回練習日でした。 基礎クラスは、参加者がなかったので、インストラクター(筆者)の自主練タイムになりました。 曲のクラスは、「陪臚」に取り組みました。「トリヒリラ」に苦戦しながらも、少しずつ上達しています。 2月はあと、次の日に行います。 ・11日 ・25日 参加は随時受け付けています。詳しくは下のリンクを参照ください。

          2024年2月の練習日

          2024初練習でした

          14日、日曜日は、今年の初練習でした。 会場の宇治・興聖寺さんも、うららかな様子でした。 今月はあと、21日、28日が練習日です。 NHK大河ドラマは平安時代が舞台ですね。BGMには笙が多く使われていますね。 第一週には早速、劇中に龍笛と琵琶の演奏が登場しました。 当サークルでは、初めて触るという人から、龍笛を習えます。随時受け付けています。 くわしくはこちらをご覧ください。

          2024初練習でした

          【雅楽・龍笛】座り方、構え方~基本のキ~動画あり

          龍笛は不親切な楽器です。 ハーモニカのように、吹けば音が鳴る、というものではありません。 穴は直列に並んでおり、指が押さえやすいように、工夫されてはいません。(なぜなら、見た目の美しさも重視されているからです) ということで、吹き手が「揺らぐ」と、音がとたんに出なくなります。 揺らぎを防ぐためには、体の安定が大切になります。 だから、座り方と、構え方は、「基礎のキ」です。基礎のない上には、なにも建てることができません。 基礎がしっかりしていれば、上に建つものが安定

          【雅楽・龍笛】座り方、構え方~基本のキ~動画あり

          練習つぶやき 22/4/3

          龍笛練習、いつも使わせてもらっている宇治・興聖寺さんのお堂をパシャリ。 主宰の奥井は個人的に、篳篥の練習を始めました。合奏練習ができればと。 練習に参加してくれる篳篥の方がいればいいのだけど、やってる人がそもそも少ないので… 龍笛サークルから雅楽サークルへの成長を目指しますよ🎶 やる気のある人なら、経験、年齢問わず、ウエルカムです。 雅楽の敷居を低くしたい⭐ 【参加案内】 https://note.com/okui_rin/n/n8ece2f8e2f10

          練習つぶやき 22/4/3

          龍笛/お腹を膨らませながら息を吐く

          龍笛では、まずお腹を膨らませながら息を吐き、続けてお腹を凹ませながら吐きます。 「膨らませる」「凹ませる」を連続させることで、下半身を安定させられると同時に、長く息を吐けます。 このためには、一種の筋力トレーニングをするとよいでしょう。 トレーニング法は、 ①おへそのやや上に指を立てる(お腹の動きが分かりやすくなる) ②「ハッハッ」と小刻みに呼吸しながら、お腹を前へ出す。これを最初はタイマーで10秒続け、20秒、30秒…1分とのばしてゆく。1分を2~3セット行う。 毎

          龍笛/お腹を膨らませながら息を吐く

          雅楽・龍笛【五常楽 楽譜詳説】指押さえ動画付き

          譜面詳説雅楽、平調(ひょうじょう)「五常楽」(ごしょうらく)の譜面に、書いていない唱歌の文字や、装飾奏法を記しました。 なお、手書記号については、平調「越殿楽」の解説を参照してください。 (譜面は香川雅正会「雅楽龍笛譜」より) 指使い動画

          雅楽・龍笛【五常楽 楽譜詳説】指押さえ動画付き

          言葉が「新しい体験の真相」に迫ることを妨げている

          榊を描いてます。 とりあえず今日はここまで。 「今やわれらは自分の思いを言葉の支配に合わせて作り変えることを余儀なくされ、行動までもその支配に屈して、言葉自体の効果的な運用に歩調を合わせざるを得なくなっている。そればかりではない。さらに悪いことには、言葉は今や新しい体験の真相を抑圧するにすら至っているのである。」鈴木大拙『神秘主義』 言葉を仕事にしてますが、だから、鈴木大拙先生の書いていることはよく分かります。 言葉の影響は強く、その合理志向はいつの間にか、内面を拘束

          言葉が「新しい体験の真相」に迫ることを妨げている

          (改訂・増補)雅楽・龍笛【楽譜解説】 平調「越殿楽」譜面に装飾技法を注記しました

          雅楽の平調(ひょうじょう)「越殿楽」(越天楽、えてんらく)の譜面に、書いていないこと、書いてあっても意味が分かりにくいことを解説します。 下の譜面画像で、最初から印刷されているのは筆書きの部分だけです。他は私、凛が付記しました。 (譜面は香川雅正会「雅楽龍笛譜」より) ①小曲 大・中・小は、曲の格付けを表します。長短とは直接関係ありません。 ②早四拍子(はやよひょうし) 打楽器パートの指示です。 「早」は小拍子=こびょうし=(小さい黒丸と小さい黒丸の間)、すなわち大き

          (改訂・増補)雅楽・龍笛【楽譜解説】 平調「越殿楽」譜面に装飾技法を注記しました

          煤竹を継いで龍笛を作る

          龍笛を2本作っています。 龍笛は頭に錘を入れるので、その部分は必然的に二つに分かれます。 そこから管尻まで31センチほどあります。天然の煤竹を束買いしたけど、節間が31 cm あるものは皆無でした。 ですので、切って繋ぎます。接着剤は漆です。青い丸印が繋いだ部分です。 繋ぎ目は、樺(または藤)巻で隠れるよう、長さを測って位置を定めます。 貴重な天然の煤竹を、大事に使います。

          煤竹を継いで龍笛を作る

          「時間」とは、流れたり過ぎたりするものではなく、ここに「在る」ものなのではないだろうか。流れることも過ぎることもなく、ここに「在る」だけのものなのではないだろうか。

          「時間」とは、流れたり過ぎたりするものではなく、ここに「在る」ものなのではないだろうか。流れることも過ぎることもなく、ここに「在る」だけのものなのではないだろうか。

          【龍笛】不具合なプラ管(樹脂製龍笛)について

          龍笛インストラクターの奥井凜です。 初心者用と言われる、樹脂製の龍笛(通称・プラ管)の中には「不具合な品」があるという話をします。 上の写真はX社(会社の頭文字ではありません)のプラ管の、息を入れる「吹き口」(歌口とも)です。 Aの部分は、塗料が塗られていません。点状にはげています。 表面張力のせいで塗りきれないままにされたのか、あとから剥がれたのかはわかりませんが、購入時点でこうでした。 Bの部分は、塗料がクレーター状になっています。気泡がはじけたままにされているよ

          【龍笛】不具合なプラ管(樹脂製龍笛)について