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アラフォーで長期留学を検討してる方に向けて

新年早々、日本で大変なことが起きてしまいました。
こちらでは12月31日だったので、あわてて日本の家族や友人にLINEをしたりニュースを追っていたら年が明けていました…。
みなさま、大丈夫でしょうか。
被災地にお住まいの方、そのご家族の方など、不安や恐怖でいっぱいかと思います。どうぞ引き続き、お気をつけてお過ごしください。

さて、今日はなんというか、これはさすがにネガティブでおもしろくないよな…と思っていたテーマについて、やっぱりこの際だから書くことにしました。

アラフォー世代で長期留学を検討されている方に向けて、下記のことを事前に考慮しておくといい留学になるかもしれません!って感じの記事です。

なぜアラフォーなのか、年齢なんて関係ないのに…という意見もあると思いますし、私も【Age is just a number】って思うタイプなんです。
アラフォーだから良い・悪いという話ではなく、年齢を重ねたからこそ分かること、感じること、逆に若くないと許容できないこと、体力的に厳しいことなどなどってやっぱりあるな~と改めて思ったので。

あくまで、私個人の意見です。私の性格やバックグラウンド、現時点での英語力、今までの経歴、出会ってきた人たち…などによるところもだいぶ大きいと思いますので、いち個人の意見としてお読みいただければと思います。

目的は明確すぎるくらい明確にすること

短期ならそうでもないけど、長期の場合はマストかなと思います。前の記事で書いたとおりです。
絶対に○○という資格を取る・仕事の都合で駐在しなければならない・大学院に入り直して○○のdegreeを取る・この国で○○として働きたい・絶対にこの国の人と結婚したい(?)
少なくともこのレベルの目的は必須かと。私はここが甘くて失敗したので。

ホームステイやルームシェアはわりときつい

アラフォー世代がまったくの他人と暮らすのはきついです。
ある程度の気疲れは覚悟したほうがいいかも。
私のホストファミリーはめっっっっっちゃいい人たちで、こんな人たちに当たるなんてほぼ奇跡に近いと思ってます。
それでも、あらゆる場面で気を遣ってしまったり、やや物音が気になったり(お互い様だと思います)、家でゴロゴロしてたいな~っていう日に、『今日は出かけないの?』、逆にフラッと出かけたい時に『どこに行くの?』(どちらもまったく悪気なし)そんなささいなやりとりが若干疲れたり。食事も、自炊するなら相手がキッチン使わない時間を考慮しないといけないし、作ってもらうなら『今日はこれ食べたい気分じゃないんだが…』問題が常につきまといます。
てか、アラフォー世代ならお金に余裕がある人も多いだろうし、一人暮らしするのが絶対に一番いいです。英語力伸ばしたいからホームステイやシェアハウス!って安易に思わないほうがいいです。何よりもまず、自分が1ミリも疲れない場所を確保するのが先ですよ、ほんと。

若いクラスメイトと同じようには楽しめないということを理解しておく

これは目的にもよるけど、一般的に留学するのは20代~30代前半の人が多いので、必然的にクラスメイトも自分より年下が大半になります。
彼・彼女たちが楽しそうに夜遊びしたり、街に繰り出したり、マッチングアプリ使って友達作ってるからといって、同じことをしようとしても、まず体力的にムリですし、そこまでの気力もないです。
まあ、これはアラフォー世代でも器用にできる人もいるとは思うけど。
なんで友達作らないの?とか遊びに行かないの?とかって言われて落ち込むかもしれないし、自分はこんなんじゃダメなのかなって思うかもしれない。でも、それはダメなのではなく、ただ年齢や経験を重ねたことで、付き合う人たちを効率的に選べるようになっただけです。
若い子たちが浅はかって意味ではないですよ!
若いときは私も友達作るのが楽しかったし、そういう時期を経て、いま残ってくれている人たちがいるわけだから。

留学に行っただけで人生は変わらない

これも目的によります。目的がはっきりしてたらそりゃ変わります。
もちろん、若かったら語学留学やワーホリでもめちゃくちゃ変わると思います!
私も、20代半ばで大学院(しかも日本の)に行ったことで、自分の人生は大きく変わりました。
アラフォー世代だと、人間関係・自分の価値観・自分に合うもの・合わないもの・キャリアプラン…などなどが、ある程度は構築されてしまってることが大きいのかなと。
『留学に行けば、今まで知らなかった感情が沸いたり、見たことのない景色に出会って心が震えるはずだ!』と思うかもしれませんが、そんなことはそう何回もないです。笑
もちろん、日本とアメリカは全然違うし、カルチャーショックも新たに学ぶこともたくさんあります。でも、アラフォー世代だとそれまでの人生でいろいろ経験して、いろいろ見てきて、いろいろなところに行ってるので、ちょっとやそっとのことでは心は震えないのでは。アラフォーだったら出産とかしてる人だって多いわけだし。

どの州に住むか、はかなり重要かも

前述したことと関係あるのですが…。
私はカリフォルニア州の中でも特にアジア系住民が多いところに住んでいるので、よけいにカルチャーショックが少ないのかもしれません。
そういえば、アリゾナ州に行ったときはあまりの雰囲気の違いに、『ああ、これぞアメリカって感じ…この雰囲気好きだな…』みたいな感情になりました。
なので、治安面を重視して日本人が多いところにするのか、それとも日本とはまったく違う環境に身を置くのか、そこをじっくり考慮するといいかもしれません。

自分がふと心に抱いた予感や違和感は、ほぼ当たる

私が渡米前になんとなく感じていたけど、『まあ、渡米すること自体が大きなことだし、きっと楽しいでしょ!』と華麗にスルーしていたこと。

・この学校、なんかちょっとゆるそうだけど大丈夫かな…
・一人暮らし歴長いのにホームステイはきついんじゃないか?
・自分にはカリフォルニア州ってなんとなく合わない気がする
・バスはあるって書いてるけど、車なしではすごく不便なのでは?

これ、全部当たりました。自分がふと抱いた違和感や予感は大事にしてください!
てか、ちょっと考えれば分かるのでは?ってことばっかりかも。私の頭の悪さの問題かもしれないです。

物価高と円安はバカにできない

他の国のことはあまり分かりませんが、アメリカの生活費の高さは、ほんと~に精神やられます。アラフォー世代だと自分のお金で留学に来る人がほとんどだと思うので、よけいにきついです。
特に私のビザは就労ができないので、ただただお金が減っていく日々。すべてのものが日本の2倍以上すると思ってもらってOKですし、ニューヨーク、ポートランド、シアトルなどの一部地域以外は車が必須だし、車がない場合はUber移動です。
でも結局、これも留学の目的がはっきりしていたらあんまり気にならないかもしれないですね。

でも、お金が余るほどあれば悩みはほぼ解決

つまるところ、お金がたっぷりあればだいたいのことは解決するのかも。ホームステイやめて一人暮らししたりホテル住まいが出来る、気晴らしにひたすら旅行しまくる、車が買える、Uber乗り放題…。
私のビザだと途中で学校を変えることができないので、そこだけはどうしようもないですが…
本当に学校が合わなければ退学して、いったん帰国してから観光ビザでまた入国するとか?でも、いくらなんでもそんなお金の使い方する人いる?

まとめ

今、ざっと思いつくだけでもこれだけありました。
ほんと、年齢のことってあんまり言いたくないですし、実は私は、20代のときよりも今の自分の方がずっと好きなのです。これは本当。
だけど、若い頃にできていたこと(例:ご飯はおいしければ何でもいい、オールでも疲れない、貯金減ってもまあなんとかなるでしょ精神、翌日朝から予定があっても前日は遅くまで飲める、知らない人ばっかりの集まりに行ける…など)が、年齢とともにキツくなるってことはありますよね。
私は、留学して環境がガラっと変われば、きっと日本ではムリだと思ってたことも大丈夫になるはずとか思ってきてしまいましたが、そんなもん国が変わろうがムリなものはムリでした。

何よりもまず、目標設定だけは本当に、これでもかっていうほどやってから行ったほうがいい!!ってことですよね。この目標のためなら、多少つらくても大丈夫という覚悟があるかどうか。
いや、とはいえ、私も何年もかけて真剣に考えてたはずなんだけども…。

Every life has ups and downs.…

今日もお読みいただきありがとうございました。