また、同じ夢を見ていた
「また、同じ夢を見ていた」by 住野よる
この本を読もうと決めた私。とことん迷っていた時期に、歳が5つ離れている'おとな'さんとお話をさせてもらった後に出会った本。お話の帰り道、本屋さんに寄り道を。その時に'ぱっ'と視界に入ってきた。住野よる という著者は以前から好きだったから惹かれたのかしら。
本を読み終えたのはつい先週。春が顔を出した頃。私のこころはすっきりと、そして前進していた、と思っていた。
だから、今日目覚めた時、私はすこし、疑った。まだ、前に進めない自分に。
また、同じ夢を見ていた。
深夜3時にトンネルに置き去りにされた、かのような孤独。
わたしの存在を世の中に否定を示す、'あの人'。
人生で'初めて'他人から'どん底'に連れてかれた'あの日'を。
他人と比べられ、
否定され、
わたしの仲間などいない、
と言われた'あの日'。
それ以来その場にいた'仲間'だと思っていた人間とは会っていない。
恐怖から逃げるように起きたこと以外、
夢で何があったのかは、半日たった今、思い出せない。
けど、すごく怖い感情がふつふつと宿る。
現実と夢の'あの人'の顔が鮮明に浮かぶ。それだけは覚えている。
その場から離れることを決めたわたし。
それを'逃げ'だと断言した'あの人'。'逃げているから選ばれない'と言った'あの人'。
'わたしの幸せがあるところにいればいい'と言った'かれ'。
'優先順位を考えること'だと言った'あの先生'。
問い続ける、'私は'逃げた'のであろうか。
別の選択肢を見出した。
別の居場所を見つけた。
答え続ける、「私は決断した」と。
長い間居座った場所から離れることは難しい、
新しい世界へ足を踏み入れるのは怖い、
けどそれ以上に'ワクワク'を求めて。
自分のやりたいことを我慢する必要はない、
自分自身を塞ぐ必要はない、
そう信じて
私は今日も息を吸う。
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