新しい世界を見る目はキラキラしてた〜地方の教育現場を通して〜

やりたいことが見つからないあなたへ

「世界一、愛の詰まったお洋服」をお届けするアパレルブランドAyのむらかみあやです。今だからこそ、いろいろなこと・好きなことをやりたいと言える私ですが、少し前まではそうではなかった。きっと、多くの中学生・高校生・大学生、そして社会人の方までやりたいことを口にすることに抵抗を覚えている人は少なくはないのではないでしょうか？

限られたリソースの中で生きる　〜群馬県伊勢崎市〜

中学校・高校時代を振り返って見ると、私は恵まれた方だったんだなと思う。家族にはやりたいことを伝えられていたし、実際に機会をつかめた経験もある。

群馬県伊勢崎市というところで育った私。車社会だから４５分をかけて毎朝自転車通学だったが、コンビニはあふれていたし「ザ・田舎」というわけでもない環境だった。幸運にも海外と繋がる機会がある公立の中等教育学校に通えたため、大学進学も経験できた。今となっては家族がいる地元は安心感をもたらしてくれる大好きな場所である。

しかし、いつも引っかかる。

地元の中学or工業高校へ進学した人たちは大学時代を経ないで就職をする場合が多い。実際に私の弟もだ。身近にそういう存在がいるからこそ、私はいつも「私だけ」という感覚に襲われてしまう。その上、今まで頑張ってきたことは「楽しい！」と言うよりかは「やらなくちゃ」と言う義務感に追われていた。

もっと視野が広がるような情報や体験が身近にあれば、弟も友人ももっと広い世界に出会えたのではないか。「世界に触れ合える機会があったら」と想像が膨らむ。

やりたいことを「やりたい！」と言える環境。
そもそも、やりたいことを見つけられる環境。

秋田県羽後町

２月１１〜１３日で秋田県の羽後町に滞在した。目的はゼミのプロジェクト活動をするためであった。

 羽後高校プロジェクト：
2019年度より発足される新たなプロジェクトです。地域の過疎化により生徒数の減少が進む高校の『魅力化』に着手し、大学と高校、そして地域が結びつくことによる魅力ある学校の追求を目的に秋田県南部に位置する羽後高校で活動を進めていきます。フィールドである秋田県雄勝郡羽後町は「緑と踊りと雪の町」と呼ばれ、自然豊かで昔ながらの日本らしさを感じられます。人口は約15000人。教育機関として小学校が4校、中学校が1校、高校が1校設けられており、私たちは、それらの教育機関と総括的に関わりながら、主に高校に焦点を当てて活動していきます。羽後町の教育機関のみではなく、地域住民、地域に根ざした企業、行政、秋田県内の複数の大学などと様々な関係性を構築し、それぞれが関わり合うことで新たな学校の魅力作りに取り組んでいくつもりです。それに伏して、「地域と学校の関係」「学校教育・公教育のあり方」「魅力ある学校」などのテーマについても考えていきたいと思っています。

放課後に大学生と学びの場を共有する「羽後ゼミ」という活動を、大学の同期である島田美久が取り組みを初めた。大学生が春休みの期間、高校の放課後に入り高校生とコミュニケーションを図るということで、今回は「文化」をテーマに交流をした。

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具体的内容としては、
10mim アイスブレイク【自己紹介ws】
25min むらかみあやのワークショップ【リンガラ語講座、クイズ、アパレルブランドAyの紹介】
30min コンゴ民主共和国とテレビ電話【文化交流】

というものを島田を中心に大学生5人で創り上げた。

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むらかみあやのリンガラ語講座

コンゴ民主共和国の現地語であるリンガラ語で挨拶＆自己紹介をしよう！ということで簡単な文章を会話形式で覚えるワークショップを実施。

こんな感じで和気藹々とワークショップをしました♫

キラキラ！高校生たちの笑顔

ワークショップが始まる前は不安そうに様子を伺っていた高校生たち・・・
初めての試みだった大学生たち・・・

そんな不安な顔は一瞬にしてキラキラとした表情へと変わりました。「アフリカ」という想像もできない場所について知る機会、新しい言語を学ぶ機会、新しい人と出会う機会。このような新鮮な時間を過ごしたからこそ、自分で話すことに抵抗なく、自己表現できるようになったのではないでしょうか。コンゴ人もリンガラ語を話す高校生にびっくり！ぜひ上の動画で実際の様子をみてくださいね。

外の世界を知ることで自分を知ることができる。

限られたリソースしかない地方にとっては、こう信じてやみません。

身近にもっとワクワクを

地方出身だからこそ「地方だから、都会だから」と言いたくはありません。しかし、私たちは実際に自分から行動しないとなかなかいい機会と出会えることは少ないんです。

だからそこ、大学生や海外の方、面白い人と出会えるきっかけを地方でもっと増やしていきたい。きっかけがなきゃ始まらない！