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【地域おこし協力隊サポーターズ鹿児島 地域別交流会の取り組みについて】

『地域おこし協力隊サポーターズ鹿児島』(以下:サポーターズ)について知ってもらうにあたり、メンバーや活動紹介を毎月行っています。地域おこし協力隊(以下:協力隊)や行政職員の皆さんへメンバーの想いを届けることで、顔が見えるようになり、少しでも相談しやすい体制ができたらと思います。

今回は今年度から取り組んでおります『地域別交流会』について紹介していきます。サポーターズ代表の吉村氏からお話を伺いました。

鹿児島地区交流会の様子

地域ごとに協力隊同士の顔の見える関係性づくりを

2020年の新型コロナウイルスが蔓延して以降

協力隊同士の交流が極端に減り、全国的に地域で孤立するケースが増えてきたそうです。

そんな状況を鑑み

サポーターズは県と協議を重ね地域別(※1)交流会を今年度から企画することにしました。

協力隊同士が交流をし
その中でお互いのことを知り合うことを目的と
しています。

「交流会といっても堅苦しい研修会ではありません。地域性等を考慮して、現地の協力隊と一緒にどんな場にしていくかを考えていきました。」

「企画運営に関しては、その地域の協力隊を支えていってくれるOBOGや現役の協力隊にお願いしました。」

熊毛地区交流会の様子
南薩地区交流会の様子

※1  地域は鹿児島県の支庁単位で区分けし、7地域で開催した。

地域ごとで個性が出た場づくり

ほとんどの地区で協力隊と行政職員も交えた形式で開催されました。しかし、交流会の内容は地域ごとに個性が分かれたようです。

例えば、

熊毛地区だとボッチャ(※2)を、大隅地区だとモルック(※3)といったスポーツを取り入れ、協力隊同士で勝負をして盛り上がりました。

大隅地区交流会の様子 モルックで交流

姶良伊佐地区はOBが運営している拠点にて開催。

OGが地域の食材で作ったジビエ料理を食べながら話を広げたり、半日は伊佐市の協力隊の活動拠点を視察したりと、実際に現場を見て感じる時間だったといいます。

「隣町なのに全然顔も名前も知らなかった協力隊同士が交流することで“刺激になった”“気持ちが楽になった”といった前向きな声が多くあり、開催してよかったと思います。」

姶良伊佐地区交流会の様子 伊佐市協力隊OBの拠点にて

※2  ジャックボールと呼ばれる白いボールを投げた後、対戦する両者がそれぞれ赤と青の6球を投げ合い、自球をよりジャックに近づけたチームまたは個人が勝者となる。

※3  モルックとは、モルックと呼ばれる木の棒を投げて、スキットルと呼ばれる数字が書かれた木の棒を倒して点を取っていくゲームである。先に50点をなった人が勝ち。50点を超えてしまった場合は25点からやり直し。今回、大隅地区では廃材活用をミッションとする協力隊の自作した道具を使用。

近隣地域で集まるからこそできること

交流会を通して新しい動きも出てきます。

北薩地区では協力隊が自主的に2回目の開催を企画し
既に段取りを開始しているそうです。

大島地区のOBを中心に奄美群島の隊員や自治体職員を支援していく取り組みが動き出しています。

北薩地区交流会の様子
大島地区交流会の様子 龍郷町協力隊OBが関わる拠点にて

「鹿児島全体じゃなくても、近隣地域で集まるからこそ、似たような地域性の中で活動している協力隊同士で交流する意味があるんだと感じました。」

「協力隊だけではなく、担当の行政職員のみに絞った場を今後はつくっていく必要があります。協力隊も行政職員も、どちらも心理的安全性を担保した場を来年以降は意識して企画していきたいです。」

鹿児島地区交流会の様子

(終わり)

・取材・執筆:上泰寿(編集者)

【お問い合わせ先】
地域おこし協力隊サポーターズ鹿児島事務局
お問い合わせフォーム:https://forms.gle/D3JN2SyiEWkyk68D6
メールアドレス:okosapo.kagoshima@gmail.com

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