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2024年上半期の観劇記録

 気づいたら2024年も折り返しに差し掛かろうとしていて、焦っています。この焦りをおさめるために冷静に振り返りを…と思い、今回はいつもの記事よりライトな感覚で上半期の観劇を振り返りたいと思います。すでに1月とかは記憶が曖昧ですけど、なんとか掘り起こしたいと思います!!!!がんばれ

上半期の統括

 いつもストプレ:ミュージカル=1:1ぐらいの比率で観劇しているはずなのですが、今期は気づけばほとんどミュージカルでした。めずらしく歌舞伎の鑑賞もなし。
 正直、ミュージカルのチケット確保って観劇日の3〜5ヶ月前から始まっていて、ストプレよりもミュージカルの予定の方が先に埋まっていってしまうんですよね。だから必然的にストプレはミュージカルが入っていない日に後から穴埋め的に入れていくしかなく、なかなか機会が取れませんでした。
 何にせよ、楽しめた半年だったと思います。座席で嫌な思いをすることが無かった(前が見えないとか、周りの人がずっと喋っているとかが無かった)というのが一番大きいかも。

1月

3日 雪組ボイルド・ドイル・オン・ザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY @東京宝塚劇場
 雪組初日で2024年観劇始め。この公演のこと思い出すと、今でもすごく幸せな気分になれます。好きだなと思った作品はすぐに円盤買ったりCD買ったりしますが、今回は生で観劇した時の感情をまだ温めておきたくて買ってません。

11日 雪組ボイルド・ドイル・オン・ザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY @東京宝塚劇場
 2回目。通路後ろの席で、ひまりちゃんが目の前で歌ってくれたので生歌が聴けて嬉しかったです。本当に綺麗な歌声。だいすきな娘役さんなので退団さびしいです。そして、芝居は2回目の方が断然楽しかった〜。やっぱり音楽を知っていた方が楽しめるのかな。

12日 詠む詠む @キリスト品川教会
 朗読劇。開演前に坂元裕二さんが出てきて挨拶をしてくださったのですが、めちゃくちゃ緊張していて、坂元さんも緊張するんだと思いました。 
 ピアノと演者2人の声とテキストだけでブワッと場所が立ち上がってくるのが、素晴らしい瞬間でした。満島ひかりさんを観るという長年の夢が叶いました。

19日 トッツィー @日生劇場
 個人的に日生劇場ってロビーの電波通じない劇場ランキング1位なのですが、この日めっちゃ電波通じる場所見つけて嬉しかったです。
 マリー・キュリーぶり、久しぶりの愛希さん。ショートヘアで舞台に立たれているのが新鮮でした。早口かつ長尺の曲を難なく歌い上げる昆ちゃんもさすがでした。しかし、内容があまり思い出せない。オケがノリノリで良かったです。

21日 雪組ボイルド・ドイル・オン・ザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY @東京宝塚劇場
 3回目。立見のセンターで見やすかったです。某退団者さんの会総見と被って、体験したことのない雰囲気でした。拍手の力ってすごいな。

2月

4日 チャイコフスキー序曲 @バイエルン州立歌劇場(ドイツ)
 突然の海外ですが、ドイツ旅行中に急遽立見でチャイコフスキー×シェイクスピアのバレエを見ました。キラキラな劇場空間に対して、舞台上の衣装やセットはミニマルで面白かったです。(サムネの写真はこの劇場)

16・17日 花組アルカンシェル @宝塚大劇場
 演者と音楽はよかったです(演者と音楽はね)。あと天気はよかった気がします。

3月

12日 花組アルカンシェル @宝塚大劇場
 e+貸切。プラみいつもありがとう。最後のご挨拶で柚香さんが噛み噛みになられ、あの「はっはっはっ」という笑いを聞けただけで来てよかったと思いました。デュエダンが至高。

16日 イノセント・ピープル @東京芸術劇場シアターウエスト
 演出は少し直球すぎるかなとも思いましたが、群像劇としてキャラクターの書き分けがよくできたお芝居でした。芸劇のシアターウエストとイースト、こじんまりしているけれど、やっぱり好きだなと思いました。

4月

2日 星組RRR/VIOLETOPIA @東京宝塚劇場
 星組ファンの友達と連番したら、開演前に公演プログラムとルサンクをそっと手渡され、何か手厚い接待を受けた気分でした(チケットを取ったのは自分)。終演後も公演の感想話したり、将来の話をしたりできて充実した1日でした。組ファンと行くと、めちゃ楽しいということが分かったので、誰か私を連れて行って欲しいです(チケットも一緒に)。

13日 王様と私 @日生劇場
 この前いつもの美容院で髪を切ってもらいながら、美容師さんとこの公演の話をずっとしていたのですが、彼女はアンナより王様の方に共感したそうでなるほどな、と思いました。王様の葛藤と変化が描かれる中、その王様にも変化しない部分があって、王様の「私」を描くのが案外大きなテーマなのかもしれないと思いました。
 あとは、一度しか観劇できない時は、もう少し俯瞰できる席を取ろうという自戒。2列目の上手端の座席で銀橋があって嬉しかったのですが、初見でその席だと物語を追いづらいなと思いました。

19日 VIOLET @東京芸術劇場プレイハウス
 屋比久ヴァイオレット回。照明の使い方がとても美しかったです。曲もよくて、主題曲のOn My Wayをいまだによく聴いています。

20日 雪組ALL BY MYSELF @相模原女子大学グリーンホール
 内容の濃さと構成のスッキリ感が両立されていて、見せていただいてありがとうございますの気持ちでした。

5月

4日 雪組仮面のロマネスク/Gato Bonito! @愛知県芸術劇場大ホール
 雪組ばっかり見ているな。この日は割と前列の通路側で、目に映るものがずっとエフェクトかかったみたいなキラキラでした。仮面の冒頭めちゃくちゃ好きで、もうここだけで名古屋まで来て良かったなと思いました。ガトボニでは、客席降りで通路をゆくジェンヌにさらわれそうになりました。ドーランが抑えめになっていたのが個人的にとても安心したし、1年に1回くらいやってほしいショーです。いつもながら華純ちゃんのパフォーマンスが大好き。

9日 花組アルカンシェル @東京宝塚劇場
 さてさて、友の会がくれた3列目ですよ(S席の下手端)。こんなに前だと話の筋とかは追えないですね。とにかく目の前で起こっていることを消化するので精一杯です。とにかく、銀橋に立った時のまどかさんの背中が輝いて見えました。人って背中だけでこんなに幸せに輝いて見えるのだなと、舞台人としての賜物だと思いました。そしてパレードの最後、目の前で柚香さんがナイアガラターンをされ、大羽根のしっぽ(?)が頭上をファサ…と通り、周辺一体でものすごいどよめきが起こりました。ざわざわ…

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11日 オペラ座の怪人 @KAAT
 これまで座ったKAATの席で一番見やすい席でした。四季で生演奏って何気に初めてだったかもしれません。曲を聴きすぎて実家にいるのかと錯覚してしまうほどでした。演目としては、BW→四季大阪→WEと見てきた作品ですが、やっぱり最初に見た時の衝撃に代わるものはないのかな…と思ってしまいます。BWのカンパニーが無くなってしまったことが悔やまれます。

23日 この世界の片隅に @日生劇場
 会場販売の当日券で座席選択できるパターンは初めてだったので驚きました。見切れの有無とかも聞いたら教えてもらえたし、親切でありがたい。

6月

6日 月組Eternal Voice/Grande Takarazuka 110! @東京宝塚劇場
 立見。一度しか見られないだろうと思って芝居の時代背景をしっかり予習し(自分としては珍しくえらい)観劇に臨みました。どうやら、各キャラクターの描写が乏しく若手の出番が少ないという批判もあるらしいですが、アル…シェルに比べれば、みんなに見せ場があって、きちんとお話として成立している印象を受けました。
 ショーは中詰が好きでした。中村先生って全員をずらっと銀鏡に並べるの好きですよね。公演デザートおいしかった。

浮い…浮いてる?
(衣装コレクションにて明らかに浮いてるトップコンビ)

8日 消しゴム山 @世田谷パブリックシアター
 会場に着いたら最前だったあるあるです。でもこの演目に関しては2階席とかの方が楽しめたかな。チェルフィッチュを見た時って、いつも脳みそだけ全然違う場所に連れて行かれるみたいで、その感覚がクセになるんですよね。

27日 宙組 Le Grand Escalier @宝塚大劇場
 正直、とても見たいという気持ちの時と、あまり気乗りしない気持ちの時が交互に訪れて、そんな感情で観劇に行くのはよくないかなと思っていました。でも最近、自分の立場や感情が流動的であることを受け入れてもいいのかなと思うようになりました。あとは、お金を払っている消費者だからこそ、言えることがあるのではないかと考えています。お金を払わないというのも一つの意思表明だし、お金を払って意見するというのも一つの方法だと思います。
 観劇して、パフォーマンスはとってもよかったけれど、やっぱりモヤモヤは払拭されないと感じました。ショーの内容はこれまでの宝塚の名曲で構成されていて見応えがありますが、終盤で芹香さんが歌う「愛の旅立ち」とフィナーレの全員で歌って締める「この愛よ永遠に(宝塚フォーエバー)」の選曲はちょっと受け入れられませんでした。観劇中、いろんな思いが交差してましたが、これからも宝塚を見続けたいと思っている身としては去年の9月以降の一連の出来事について考えることは避けては通れないと改めて思いました。
 私が宝塚を初めて見たのは花組時代の芹香さんの東上だったし、宙組も好きです。思い入れがあります。でも、これまでと全く同じ感情で見ることはできないかもしれないなと思いました。それでも私はこれからも見続けます。それが私の選択であり、向き合い方です。

もうこれから先の人生で「階段」を食すことは無いでしょう…(おいしかった)

下半期への期待

 すでに10月くらいまで観劇予定が詰まっているんですけど、おすすめの公演あったら教えてください。今のところ楽しみにしているのは、やっぱり7月からのベルばら。あとは9月にクリエで上演のファンレターに期待です。
 今年で遂に帝劇クローズですね。個人的に帝劇より日生の方が劇場としては好き(内装や見やすさ的に)ですけど、やっぱり帝劇にはそれなりに思い入れがあるので、きちんと見届けたいです。レミゼのチケット取れますように。
 めずらしくnoteの投稿も長続きしてるので、言語化あきらめずがんばっていきたいです。

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