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子どもの成長に影響するのは遺伝+非共有環境【家庭以外の環境の大切さ】#474

おはようございます。

2/12 いろんな悩みや抱えている課題感を誰かと共有すると心が軽くなるっていうか、ずっと考えておかなくてもよくなるっていうか、すごく気持ち的に楽になるよなって感じれた おこめさんです。

◯◯の課題は▼▼さんと今度話しをするから、今は考えなくていいか、

みたいにそれぞれの課題の頼りどころがあると、一人でずっと悩み込んでしまうってことから抜け出せますよね。

そんなことを今更ながら感じれた昨日でした。
(対話してくれた皆さんに感謝です)


さて、今日は久しぶりの読書からのアウトプットです。
(一応毎日読書は続けています)

題して、学校では教わらない「一緒にいる友だち環境の大切さ」です。
(おはこやでは毎週水曜日、学校では教わらない大切なことの授業を行っています)

参考
言ってはいけない

おこめさん→10年の公立中学校勤務を経て独立。公立学校を外側から支えるために、オンライン塾を設立・運営。子ども~大人までを対象としたライフビジョンコーチとしても活動。半年の育休を取得した朝活大好き二児のパパ https://lit.link/okome800


▼遺伝についてのさまざま

この本には、遺伝についてさまざまな研究から現代においてある程度確からしいデータが紹介されています。(エビデンスのレベルまでは調べていないので、こういう書き方をしています)

この中には不都合な真実のような、受け入れがたい研究結果もたくさんのっています。(知能は遺伝する、高すぎる精神疾患の遺伝率、人種の違いによる差とは・・)

この中でもとくに教育に関係するところに注目したときに、今回のテーマ

「子どもの成長に影響するのは、一緒にいる友だちやその環境である」

というところです。


▼どういうことか

子どもの成長(能力)は何で決まるか

という問いに対して

遺伝と環境

という答えはまっとうなものとして受け入れられると思います。


遺伝の影響をまったく無視することもできないだろうし、遺伝だけですべてが決定するとも思えない

ただ、衝撃的なのはここからです。


環境といっても、共有環境と非共有環境があり、とくに遺伝率が高いのは非共有環境である という研究結果があるのです。
(非共有環境とは・・親と共有していない環境のことで、例えば学校の環境や塾の環境、所属してる外部活動での環境 などのこと)


▼どうしてそんなことがわかるのか

遺伝による影響を調べるために双生児を調査する研究が行われたそうです。

一卵性双生児は同じ受精卵が初期の段階で分かれ、独立した個体としてその後成長したものなので、遺伝子は同じです。

二卵性双生児は通常の兄弟姉妹と同じく、およそ50%の遺伝子を共有しています。

これらを比較していくことで遺伝が何にどれくらい影響を与えるのかを研究していったというのです。

例えば体重は
一卵性双生児の場合、その二人の間の類似性は0.8
二卵性双生児の場合、0.4
(1が完全に同じ、0がまったくの無関係)

一卵性双生児は80%体重が似ていて、二卵性双生児は40%似ているということです。(一卵性は遺伝子が同一、二卵性は半分が同一。ちょうど2対1なのはその差が遺伝子の共有比率の違いからもわかる)


ここからわかることは 体重の遺伝による影響率です。

同一の遺伝子をもつ一卵性双生児の体重が80%似ているということは

体重における遺伝子の影響率が80%であるということです。
(同一の遺伝子であれば80%同じ体重になる)


さらに言えることは残りの20%が非共有環境であるということです。
(共有環境は兄弟で共有できる環境、つまり家庭での環境のこと。非共有環境はそれ以外の外部での環境)

こうした研究から様々な心や才能の遺伝率をまとめていくと以下のようになったそうです

残酷な「遺伝の真実」あなたの努力はなぜ報われないのか より

こうして見た時に遺伝率の高さがいかに大きいかがわかります。

その一方で環境面での影響のうち

共有環境の影響の少なさと非共有環境の影響の大きさがわかります。


▼ここから思うこと

子どもをどのような学校に通わせるかを多くの親が頭を悩ませることはある種間違っていないのだなと。

まわりの環境の影響を受けて勉強するようになった(しなくなった)

というのはよく聞く話で(自分にも心当たりがある)

そういうなんとなく抱えていたものがこうした研究によってより確からしい形で共有できることは大切なことだということです。


そして、だからこそ学校やクラスの環境をいかに整えるかってことが大切なのだと感じます。(担任の先生や校長先生の凄さ、大切さ)


ぼくも親として子どもを「勉強ができることでいじめの原因にならない」「真面目に努力することが馬鹿にされない」という環境を子どもに用意してあげたいという気持ちになるのはもちろんあります。

一方で、子どもを親の思うようにしたいっていう気持ちがあることも意識しながら、子どもの人生の主人公は子ども自身であるってことは忘れずにいたいと思います。(誰も誰の思い通りにはできない)


そして、この本の最後に書かれたことを頭に入れて育児に教育にこれからも邁進していきます


有名校に子どもを入れたとしてもそこでどのような友達関係を選び、どのような役割を演じるかに親が介入することはできない。子どもは無意識のうちに、自分の遺伝的な特性を最大限に活かして目立とうとするだろうが、それは多分に偶然に左右されるのだ。
もちろんこれは、「子育ては無意味だ」ということではない。人生とは、もともとそういうものなのだから。


今日もここまで読んで下さってありがとうございました。


#言ってはいけない #子育て #教育 #遺伝 #環境 #影響 #知識として知っておくことは大切 #その上で何ができるか #どうしたいか #今わたしにできること #毎日更新 #日本を豊かに



❑本題の後にお知らせ❑

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2/13(日) 第7回ひらぽい@枚方市駅周辺 朝7:00~8:15
2/27(日) 第8回ひらぽい@枚方市駅周辺 朝7:00~8:15
オープンチャット「ひらぽいの集い」→親子での参加お待ちしてます
https://line.me/ti/g2/0bLi8LCKXJCk-ZxeMXaNBWIzycSdEptA5ICfoA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default


▼おはこやでは「学校では教わらない大切なこと」を毎週水曜日の朝に伝えしています。興味のある方は一度見学に来て下さい!
□2/16朝の特別授業「SDGsの視点から考える” 選択とギフト”」
□3/16朝の特別授業「カンボジア日本人学校の森島先生の生き方」

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子どもたちと待っています!!

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