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みなみの家(け)自己紹介・家づくりの概要

2014年に沖縄移住した夫婦が、5年越しに沖縄でマイホームを建てました。 このマガジンは、マイホームづくりでの実体験・ノウハウをまとめたものになります。
まだ読まれていない方は「このマガジンの読み方」も必ずお読みいただけますようお願いいたします。

こんにちは!
みなみの家(け)です。

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私たちは2014年に沖縄へ移住しました。
現在は沖縄移住や暮らし情報の個人メディアを夫婦で運営しながら現在も沖縄で楽しく暮らしています。

おかげさまで多くの方々に支えられ、メディア運営をしながらの沖縄生活も6年が経過。7目を迎えました。
私たちは2017年に一児を授かり、家族が3人に増えました。そして移住直後から検討・模索していた「沖縄でのマイホーム計画」も2020年の今年に実現するに至ります。

沖縄移住生活のひとつの成果として「沖縄での家づくり」を到達ポイントとするかたは多いです。
生活とは日々、続くもので正確にいえばゴールではないのですが、少なくとも私たちにとって沖縄でのマイホームは、移住の達成感や希望を象徴させる大きなライフイベントとなりました。

魅惑と不安の入り混じった沖縄移住を経て、いよいよ永くこの地に腰を落ち着ける。沖縄でのマイホームは島とより長く、ゆったりと向き合うための意思表示でもあります。だからでしょうか。家を建ててから移住者として見えていた沖縄が少しずつ景色を変えていくのがわかります。

それは私たちが定住者としての心を抱き始めたからなのだろうと思います。

さて、このマガジンは私たちと同じように「沖縄での家づくり」について、憧れと希望を抱くかたへ向けて作成しました。
実際に沖縄移住してからマイホームを建てるまでをやってみた、私たちの実体験とノウハウを、役立つ記事集としてまとめたものです。

私たち夫婦が実際に家づくりにおいて体験したこと、見聞きしたこと、そんな「生の情報」を重視して書いています。

・沖縄で家を建てるということ
・沖縄の気候・風土をどう理解するか
・どうやって土地を見つけるのか
・施工会社や建築士をどう見つけるのか
・家づくりの流れはどのようなものか
・家づくりにかかるお金はどの程度のものか

私たちは住宅や建築の専門家ではありません。専門誌のような内容を書くことは当然できません。しかし「消費主体」の人間として、どの本にも伝えられない視点で情報をお伝えすることができます。

それは施主として家を作り、家主として長い年月かけてそこに住まう自分たちの事情に沿った経験・ノウハウです。そこには一般的な住宅情報参考書より一歩踏み込んだリアルがあります。
マガジンにおいても役立つ情報であることはもちろんですが、個人の体験をなるべく前に出すことも心がけました。買う側の視点で書かれた情報は、必ず「家の買い手側」にとって心強い、重要な情報となるはずだからです。

住む場所をみずから選び、時に変えて生きることが「普通の人のライフイベント」として世の中に馴染んできています。ただし多くの場合、その生活は流動性の高い賃貸形式でおこなわれ、一定期間だけその土地に身を置くかたちをとるのが主流です。

そういった流れのなかであえて家を建てる選択を考えるのは、前提に「とても幸福な沖縄との出会い」があった証拠です。
ぜひ家づくりはそういった土地とのマッチングを深めるイベントとなって欲しいな、と私たちは考えます。

沖縄に自分は何を思い描いていたか。
自分に合った沖縄生活はどういうものだったか。
何が自分を幸福な生活へ導いてくれるのか。

家づくりを検討して実践するなかで、私たちはそういった初心を何度も頭に浮かべ、そしてこれからの自分たちの人生を考えました。その初心は土地探しから、建築設計から、はたまた家の予算を決めるところまで、深く自分の行動へ影響を与えていきます。

ですからマガジンを読み進めながらぜひゆっくりと考えてみてください。私たちの実体験を検討のたたきとして、あなたの望む沖縄での生活を思い描き、カタチにあらわしてみてください。
あなたらしい家づくりが現実となるはずです。そしてあなたらしく作られた家は、きっと様々なかたちで人生の豊かな糧になります。

この本が沖縄での家づくりを考える、あなたのお役に立てますように。

自己紹介

まずはこの記事を書いている私たち夫婦の自己紹介をします。

夫 みなみのひげ
1986年4月生まれ、2020年現在34歳。千葉出身。
小学生のときの家族旅行で沖縄移住を思い立ち、あたため続け17年。
東京の会社でウェブデザイナーをしていましたが、彼女から移住(というより結婚の)催促をうけ28歳で沖縄移住。
ブログ執筆からデザイン・イラスト、写真撮影、コーディングなどオールラウンドに担当。移住後、なぜか文筆活動に目覚め小説も書いてます。
「海を見ながらビールを飲むのが好きです」

妻 ピノ子
1988年1月生まれ、2020年現在32歳。埼玉出身。
地元大好きっ子で沖縄好きではなかったものの、夫の影響で沖縄移住を決意。今は移住してよかったと思っています。
もともと東京の会社のウェブマーケティング部署で働いていました。
シンプルライフに目覚め、小さな家でスッキリ暮らすブロガーに・・・でも根は超メンドくさがり屋。
「節約情報とまったりすることが大好きです!」

ふたりの仕事
みなみのひげとピノ子は現在、フリーランス(SOHO・在宅ワーカー)として働いています。「沖縄移住ライフハック」、「沖縄観光サイトODAY」「小さな家の暮らしブログ くらのら」など、夫婦で複数のウェブメディアを運営して生計を立てています。

息子 まめ太郎
わが家のアイドル。沖縄生まれのうちなんちゅ。もうすぐ3歳です。働く車が大好き!緊張するとなぜかお行儀がよくなり、掃除や片付けを始めます。

こんな家族3人で暮らしています。

みなみの家の家づくり概要

私たちの家づくりの概要を説明します。
家づくりの様子はブログ「くらのら」にてマイホーム記事を発信していますので、あわせてご覧になってみてください。


家のコンセプトは「海が見える小さな家」

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私たちのマイホームで表立てたコンセプトは「海の景色を楽しめること」と「小さくシンプルで扱いやすいこと」のふたつです。

小学生からずっと沖縄生活を夢見てきた夫みなみのひげが、いつも心に描いていたのが「家から海の景色が見えること」でしたのでまず取り入れました。
また結婚してから妻ピノ子主導でシンプル・ミニマルライフを取りいている私たち。自分たちらしい快適な住まいを考えたときに「小さくてシンプルな造り」が良いと話し合って決めました。

コンセプト通り、少し田舎の海を見晴らすなだらかな坂道に、一般的な住宅よりかなり小さめの18坪(約59平米・2LDK相応)の平屋を建てました。

ウェブの仕事を生かして都市の離れに住む生活

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海が見えるのどかな場所に家を建てるとあって、都市部への通勤がない生き方をする必要がありました。私たちはウェブの仕事を個人でしていましたので、場所の制約がゆるく、その点についてはクリアしやすかったように思います。

とはいえ、田舎・自然大好きみなみのひげに対して、妻ピノ子は大の虫嫌いで便利な都会大好き。あまりに田舎過ぎる地域はNGでした。
ですから「都市部の離れ」に住むような感覚で車を走らせればスーパーや病院がある土地を探しました。

建築士さんといっしょに注文住宅

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家づくりには様々なアプローチがありますが、私たちは「建築士さん」と契約し家づくりを進めました。
家づくりをいっしょに考えていただき、設計から施工監理までをお願いしました。(土地は事前に見つかっていたので建物・外構をお願いしました。)

建築士さんにお願いした理由としては、土地の形状に制約があったこと、時間制約が特になかったこと、細かな部分でこだわりが出そうだったことなどが挙げられます。
「注文住宅」のかたちを選択したことで「つなぎ融資」の言葉と出会います。こちらについては別記事内に説明します。

台風を見込んでRC(鉄筋コンクリート)住宅

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海が見える場所は風が強いとあって沖縄特有の強大な台風を鑑み、RC(鉄筋コンクリート)住宅を選択しました。建築士さんと相談するなかで決めていったことです。
一方で私たちの家は海を見渡すために、風が強く吹き付ける海側に大きく窓を開く必要がありました。景色と台風被害との兼ね合いのなか、窓が割れないよう、矛盾をうまく解消していく課題に頭を悩ませることになりました。

ローンに無理のないシンプルホーム

俗に「お豆腐型」といわれるシンプルな四角形を組み合わせたような家を建てました。シンプルな家が好みだったというのも理由ですが、それ以上に「住宅ローン返済」に無理が生じないことを考えました。

私たちは個人事業者として生きており、そのなかでも個人ウェブメディア運営という非常に不安定な業態を選んで生業としています。多額のローン返済はいざというときに生活を圧迫、困窮させ、生活破綻の元凶となり得ます。

ですからマイホームの理想を追い求めつつも、金銭的な制約は設け、限られた予算のなかでバランスをとることを常に意識して家を建てました。

土地探しから家が経つまで約5年

2015年くらいから家を検討しだして、実際に建ったのが2020年。家が建つまでの期間は約5年ということになります。
これは家づくりをする人の中では長い方だと思います。

家づくりの期間は人によって差が大きく速い人は1年もあればあっという間に建ててしまいますし、気が長い人は10年近くかけてじっくりゆっくり進める人もいます。

私たちの場合、土地探しを自分たちでやったことと、建築士さんと一緒に建てたことで期間が長くなりました。この2つが入ると期間が長くなる傾向にあるようです。

以上が私たちの自己紹介・家づくりの概要です。

ここからは本編です。トピックごとにお読みいただいても良いですし、順をおってもお読みいただけます。

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◆沖縄移住した夫婦が、5年越しでマイホームを建てました。 この本は沖縄での家づくりでの実体験・ノウハウをまとめたnoteになります。○沖縄…

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