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齢40メンテナンスの話:2

齢40であります。
私が。

同じような境遇の方も多かろうと思うのですが、去年からのコロナ禍で在宅勤務になりました。希望したんですけど。ほんとは仕事ちょっとドクターストップかかったとかもあるんですけど。さらに年始の大寒波で廊下凍る事件で多分結露によって7年酷使していた自宅マシンが静かにそっと逝くという事件があって会社から作業マシン持ってきたってのもあるんですけど。

そんなこんなで基本、完全在宅勤務中です。

ちなみに超快適です。通勤にこんなに体力使っていたことに驚きました。
まあでも、職種によりますよね。私は上司や同僚の方の理解があって幸運だったのだと思います。

せっかく在宅になったので、自主隔離ばりにこれもう引きこもりを極めてやろうと思ってですね。食材は宅配にしました。いやー便利でありがたい。野菜やお肉や調味料類は大体届けてもらいます。某生協です。
ブラボー。

米には生産者さんがわかるものを買いたい謎のこだわりがあり、道の駅で地元の方の米を買ったりしていたのが引きこもり極めたらそういうわけにもいかなくなったのですが、はたと気がついたら取引先にすばらしきお米の通販やってるお客様いるじゃないですか。解決。
ブラボー(2)。

で、パンですよ。カンパーニュが食べたいんですよ。
デパートに入ってるドイツパン屋さんとかで買ってたんですよ。
でも引きこもり極めてる立場としては、街中にはちょっと行けないですよね。そうだ、パン、作ろう。

謎の無謀なアクティブさを発揮してAmazonで小麦粉などを買い込み作ってみました。割といける。それどころか楽しい。というわけでパン作りまくることでこれも解決。

で、去年マスクが手に入らなかったときに、同じ思考回路が働いてしまい。
そうだ、マスク、作ろう。と謎のテンションでミシンを購入し、マスクを作りまくりました。解決。
ちなみに今は不織布シートをいれるタイプを作れるぐらいにはグレードアップしました。

ちなみにここまで勢いづいてできたのは、パンもミシンも、つまずいたらYouTubeで探すだけでいろんな先人が親切にポイントを教えてくれるのが大きかろうと思います。私なんぞが悩むことはとうに誰かが悩んで解決した挙げ句、無料で解説してくれてるもんなのでした。本当に良い時代じゃ。
あとは、別に売ったりあげたりするわけじゃないからととりあえず失敗しながら最後までやりきれたったってのが。あと、パソコン使うだけのお仕事なので、パン捏ねたりミシン踏んだりしてると、別の脳筋が使われて正直超楽しかった。

んで、自炊をし、仕事をしながら裁縫を行いながら家のメンテを行っていたらですね。

痩せたのですわ。

ブラボー(3)。
これもしやQOLがだいぶ上がったのではなかろうか。

で、ここで気がつくのです。お気づきでしょうか。
ミシンやらパン捏ねやら、精神にはとっても良いが、肉体的には負荷をかけていることに。自分の環境にどんどん手をいれていくことには熱心だが、肝心の自分のお手入れというものを怠っていることに。

いや、気がついてはいたのですが見て見ぬふりをしていたのです。面倒で。

通勤していたときは、ほぼすっぴんで日焼け止めだけかろうじて塗っておったという体たらく。「すっぴんのほうが良いよ」とかいう世迷い言を抜かす彼氏がいるのでさらにかまけて、かつては定期的にやっていたジェルネイルも放棄。

遅くまで働いて、帰ったら飯より風呂よりとりあえず睡眠とらないと死ぬでしょこれってって感じだったので、そのまま常態化。
一応ノンシリコンシャンプーに自然派基礎化粧品、カスティールソープで全身洗うみたいな局部的なこだわりだけ発揮していたものの、メイク・美容に関しては生活の中で亡き者にしていたのです。
顔も体の一部だからね。同じ手入れしとけばなんとかなるでしょ的なね。

ここで齢40ですよ。なんとかならんくなってきたわけですよね。
当たり前です。顔は風雪日光に晒されているので、服で保護されている体と同じケアではあかんわけです。いわば玄関ですよ。リビングと同じ掃除ではやっていけないわけですよね。人様に一番見られる部位だというのに。

ということをようやく正視しはじめまして。

あといくら引きこもり極めても、いざというとき(冠婚葬祭的な)場と時流に合わせた痛くないメイクぐらい最低限キメられるようにしておかないと格好悪いですわな。

ということで暫し調査。ほとんど@コスメという知の巨人にて。

・・・よし、今の手持ちのメイク道具は全部捨てるべきだ。
減らないからといってそのまま来ているから割と古いしな。

とりあえず手頃な値段のものを一式Amazonにて購入し改めてメイクしてみた次第だったのでした。長い前置きだった。

結論としては相当鈍ってます。当然です。
毎日メイクしてたのって、8年ぐらい前か・・・?

ということでやっぱりYouTube。

軽く衝撃を受けました。メイク解説動画の多さと親切さに。
メイク動画って分野があるんですな。顔の骨格やらコンプレックスと果敢に向き合ってメイクでカバーするというポジティブな営みをここまで進化させていたのですな。そして親切にも他人に教えてくれるのですな。使っている化粧品や値段まで。

・・・楽しい。これまた別の脳筋が動き出した。

で、引きこもりなので家でメイクしては動画見て落とし、またチャレンジみたいなことをしていたのですが、手持ちのメイク落としではうまく落ちないところがある。これはクレンジングも別のが必要ですなというわけでまた@コスメ巨匠にお伺い。

というわけでメイク沼からクレンジング通路をたどって今スキンケア沼にはまり込もうとしています。クリーム替えただけで毛穴見えにくくなったよ!(当社比)

途中で思考が飛躍して薬膳の講座まで受講している次第。(引きこもりなので当然通信教育)

まあ、見て見ぬふりをしていたものに着手すると、とても精神衛生上も良いものなのですが、改めて読み返してみるとなんか新しいことが好きなだけなんではないかという気がしないでもない。気質としてはコンサバティブな人間だと思っていたのでとても意外だけど、本人がなんとなくイエベのつもりでいたら思いっきりブルベだったように、たまに文字にでもして客観視して振り返らないと自分ではわからないものなのかもしれないです。

そうして発見した気質などもゆるーと受け入れつつ、出来る範囲で美しくなってゆきたいと思っています。

分野によって先人が後進へ知恵を授けるときの空気感が、パン・裁縫・化粧界で全く違って面白いことに気がついたのでその辺についてはAmazonで買った菊花茶を飲みながらまた次回。(目に良いらしいですよ)

あー、ディオールのコンシーラーほしい

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