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帰り道とシャワー (エッセイ①)

はじめに

このシリーズは私が日々考えたこと、ふと思ったことを気楽に書いていくエッセイのようなものです。初回はタイトルの「帰り道とシャワーで考えたこと」についてです。ぜひご覧ください。

帰り道とシャワー

最寄駅から自宅へと歩く夜道とシャワー。この二つは全く関係のないように思われるが、実は共通点がある。
人にはそれぞれ自分にとって思考がまとまりやすい場所や時間があるのだと思う。例えば音楽を聴いているとき。あるいはベッドの中。私にとっては「帰り道」と「シャワー」。
最寄駅から自宅までは徒歩で15分程度。私は好んで街灯が少ない道を通るのだが、暗闇と自分が溶け合い、一体化してしまったように感じる。身体と黒い風景との境界線が曖昧になる。そんな時、思考が活性化し、アイデアがまとまることが多い。マンションの入り口の明かりで元に戻る。
帰宅するとまずシャワーを浴びる。温かいお湯で身体がリラックスしているその一方で、頭はフル回転。でもシャワーを浴びている最中はメモができない。だから忘れてしまわないように、浴室から出るまで思いついたことを独り言のように繰り返す。(いや、実際に独り言だ。)すぐにiPhoneのメモに残す。忘れてしまうこともあり、そんな時はあまりの悔しさでしばらくぼーっとしてしまう。
帰り道とシャワー。どちらももともとあまり好きな時間ではなかった。考えすぎてしまう私にとっては、気持ちが落ち込む原因になることも多かった。今はアイデアを生み出す場として肯定的に捉えられるようになった。
そんなふうに考えたことを、これからは書き綴っていきたいと思う。

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