ハウルの動く城 名言

ジブリマニア、ジブリ大好き人間が選ぶ、『ハウルの動く城名言』

スタジオジブリ制作の日本長編アニメーション映画。監督は宮崎駿様2004年11月20日公開。原作は〈魔法使いとハウルと火の悪魔〉


火の悪魔カルシファーの言葉

『こんがらがった呪いだね。
簡単には解けないよ。おまけに人には話せない』

魔女の呪いで90歳の老婆になったソフィーにカルシファーのかけた言葉。ソフィーにかけられた呪いは、眠っている時や自分の感情によって体の年齢が変化します。映画前半は地味で自分の容姿に自信がなく劣等感を抱いていますが、映画後半では恋をし、自分に素直になることで積極的で大胆な性格に変わっていきます。まさに【人には話せない、そして簡単に解けない。自分への呪い】ではないでしょうか。


ハウルの言葉

『僕は本当は臆病者なんだ。
このガラクタは全部、魔女よけのまじないなんだよ。
怖くて怖くてたまらない。』

美女の心臓しか狙わない。素晴らしい才能を持ち期待されている魔法使いですが、本当は見栄っ張りで弱虫。常に完璧な容姿でしたが、ある日ソフィーがまじないを触ってしまい、自分が思う完璧な容姿ではない状態に。その時の言葉が『もう終わりだ。美しくなければ生きていたって仕方がない』その後皆に助けられ落ち着いた後ソフィーに素直になって話したシーンです。


ソフィーの言葉

『心がない?
臆病でわがままで何を考えてるかわからないわ。
でも、あの人はまっすぐよ。自由に生きたいだけ。』

王に仕える魔法使いマダム・サリマンはハウルの昔の師匠。ハウルは悪魔と取引をし、最後には心がない魔王になってしまうかもしれない。サリマンはハウルが悪魔と取引をしたことで、自分の元を去った事を嘆いていました。ソフィーとハウルに対し、戦争に協力するなら悪魔と手を切る方法を教え、協力しないならば魔力を奪い取るという言葉に対してのソフィーの答え。愛する人を信じているからこそ、言える言葉ですね。


ハウルの言葉

『僕はもう十分逃げた。
ようやく守らなければならない者が出来たんだ。君だ』

臆病者で弱虫で見栄っ張りな彼が、生きる目的、本当に大切なことや守りたいものを見つけた言葉。こんなの言われてみたいと思う名言ですね。


ソフィーの言葉

『そうなの。心って重いの』

ラストシーン。ハウルとカルシファーの呪いも解け、元通りになった彼に言ったソフィーの一言。うーーーん。深い!


ソフィーのように、自分に自信が持てず、自分の意志や意見よりも、周りを優先してしまう。「自分自身に呪いをかけて生きている人」って沢山いると思います。自分の心に耳を傾け、勇気を持って踏み出せば新しい世界が開ける。そんな事に気付かせてくれた、大好きな映画です。

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