教会 モスク 博物館…激変のアヤソフィア【トルコ旅行記】
こんばんは。
6年前のトルコ旅行記、今日はアヤソフィアを紹介したいと思います。
アヤソフィアの歴史
トルコ イスタンブールにあるアヤソフィア(ハギアソフィア)。
アヤソフィアは聖なる叡智という意味で、完成は537年。
当初は、ギリシャ正教の大聖堂だった。
しかし、のちにカトリック教会になり、一度ギリシャ正教に戻り、1453年に「コンスタンティノープルの陥落」でイスラム教のモスクに。
1935年に博物館となるが、2020年にモスクに戻り、現在に至っている。
私が訪れた2015年、アヤソフィアは博物館だった。
博物館 アヤソフィア
今はモスクだから不要だけれど、当時は入場料あり。
堂内。
モスクではないので、髪や肌を隠さなくても大丈夫。
金色に輝く大きな◯の中には、アラビア書道で「唯一神アッラー」などと書かれているそう。
高いドーム状の天井のあちこちに、宗教画が。
これはもちろんイスラム教のものではなく、教会だったときのもの。
モスクになった時に これらの宗教画は漆喰で隠され、博物館となった時に漆喰の下から数々のモザイク画が発見されたらしい。
アラビア書道とイスラム教のミンバル(説教台)と キリスト教の聖母子像
これはオンファリオンと呼ばれる円で、東ローマ帝国時代には世界の中心と考えられ、皇帝の戴冠式などが行われていたそう。
ビザンティン美術
2階はギャラリーになっており、ビザンティン美術と呼ばれる緻密なモザイク画が並んでいる。
ビザンティン美術の最高傑作と呼ばれている「デイシス」
「キリストと皇帝コンスタンティノス9世・ゾエ夫妻」
1階入口の上部にある「聖母子、ユスティニアヌス1世とコンスタンティヌス1世」
2階から。広くて高い。
およそ1500年も前に建てられたとは、思えない。
美しい格子
長い歴史と、その移り変わりを感じることができるアヤソフィア。
現在はモスクなので、宗教画はカーテンで隠されているそう。
モスクとしてのアヤソフィアにも、行ってみたいなあ。
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