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デイサービスのお風呂【デイサービスの日々】

こんにちは。デイサービスで働いている看護師、沖山りこです。

寒くなって、ゆっくり湯船につかるのが気持ちいいですね。今日は、デイサービスのお風呂を紹介します。

入浴のサービスをしているデイサービスでは、浴槽が2種類以上あるところが多いと思います。

ひとつは、一般浴と呼ばれる1人、もしくは数人で入ることができる浴槽で、1人用の浴槽のところもあれば、2〜4人くらい入れる大きい浴槽のところもあります。このお風呂を使うのは、基本的に「浴槽をまたぐことができる方」です。手すりや、浴槽の高さを軽減するイスがある場合もあるので、家にあるお風呂より入りやすくなっています。もちろん職員が常に見守り、介助します。

もうひとつは、1人専用の座ったまま入れる浴槽です。この浴槽は機械浴やリフト浴とも呼ばれ、専用のイスに移ったあとは、ほぼリモコン操作でウィーン!と浴槽の中に入ることができます。浴槽をまたぐことが難しい方はもちろん、歩けない方でも入浴することができます。他に、ストレッチャーに寝たまま入ることができるタイプのものも、大きい施設にはあったりします。

男湯と女湯は分かれておらず、時間帯で男女を入れ替えるところが多いと思います。「先に男性が入って、終わったら女性で」って感じで。

お風呂の前には体温、血圧、脈拍を測り体調の確認をして、看護師がOKと判断してから入浴します。お風呂あがりには、必ず水分補給をしていただいています。

お風呂をウリにしているデイサービスの中には、なんと銭湯でゆっくりお風呂に入れるところもあるそうです。銭湯が開く前の時間をデイサービス として利用するそうで、最近よく聞く間借りのレストランみたいですね。

1人ではお風呂に入れない方、転倒のおそれがある方に人気のお風呂サービスですが、1人でお風呂に入れるけれどお風呂掃除が出来ない、という方にも「本当に助かる、気持ちいいわ。」と好評です。

その方に合わせて、できることはご自分でしていただき、できないことだけお手伝いする。それが、ご利用者様がなるべく長く、自宅で生活するということに繋がると考えています。

✴︎写真 飛行機から見た富士山

読んでいただき ありがとうございます。 頂いたサポートは、旅の資金に使わせていただきたいと思います。 また自由に旅行できる日を夢見て。