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なんだかんだアネッサは凄い。


※2016年1月ケアンズにて。
当時オーストラリア在住・現在は同居人の後ろ姿を背景にお送りしています。


日光に当たると弱るタイプ、よしきちです。

ご存知ケアンズは有名な観光地であり日差しが強いところです。
そんなところに行った我々は、海に浮かび、おおはしゃぎ。
更には手漕ぎボードで海を渡って暑さで死にかけたりもしました(インストラクターが居ました)

にも関わらず、一切日焼けせず、白餅のまま日本へ帰ってきたせいで旅行詐称疑惑が持ち上がったことがあります。そりゃあそうでしょう。


私は日焼けを避け続け20年経つのです。
日焼けと共演NG。なんと言われようとNG。


さてこちら。先程出てきました、死にかけたボード。

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太陽光線はハチャメチャに熱いし、ビックリするほど疲れるし、海の真ん中にポツンと浮かぶし、とにかく暑い。

漂う海の上。遠くなる島。照り付ける太陽。
すぐ傍にインストラクターの人と参加者が居たけど本気で死ぬと思った。
さよなら現世。


そんな状況でどうして日焼けせずに、照り焼きにならずに帰ってくることが出来たのか。
それは十数年前。女子中学生になった頃まで話は遡ります。


田舎、いや超ド級の田舎。近所の人は皆顔見知り。
人よりカラスが多い。そんなところで私は育ったわけでして。
中学校に入ってすぐの遠足は、なんと山に入り河原でバーベキューという、パリピも真っ青なイベントでした。

メンバーの98%がまだ12歳、つまり最近まで小学生だった私たち。春の陽気にまだ冷たい風。
びっくりするほど何も考えてなかった為に、ノーガード戦法で河原に降り立ち、バーベキューを楽しみます。

4つの小さな小学校から合流し、マブになったばかりのクラスメイトたちと協力しあって楽しいひとときを過ごすこと半日。

中坊たちは後片付けをし、ゴミを回収後「帰りは下り坂で楽勝だぜ!ヒャッハー!」と自転車を飛ばして帰宅していきました。

その頃には異変に気が付いてはいたのです。
顔が、なんか、痛い。

でも最近まで田舎の小学生だった我々。
これが俺たちのドレスコードと言わんばかりに日焼けしていたものですから、この痛みの原因が急激な日焼けによるものだなんて。
ましてや春にこんなことになるなんて一切考えて無かったのです。

その日の晩のことでした。この辺ではわりと大きく、通う同級生も多い進学塾に響く
「いたい……いたいよ……」「あついよ……」
という呻き声。

同級生、全員顔が真っ赤。
虚ろな目にふらつく体と彷徨う魂。完全にホラーな絵面を見てやっと理解したのです。

自分も含めた全員が火傷に近い日焼けをしていると。

そして自分の顔がめちゃくちゃ熱を持っている。イタズラ妖精がリズミカルにタバスコぶっかけてるんじゃないかってくらい、痛い。燃える。顔面が炎上している。齢12にして地獄の業火を知ってしまった。

これが完全にトラウマ先生になり、それ以後徹底的に日焼けを避けるようになりまして。
美白友の会まで誕生したのでした。(ちなみに活動内容はこまめな日焼け止めの過剰摂取。公式キャッチコピーは「イカより白く」)

~回想終わり~


その後。30歳になりオーストラリア旅行に臨んだ私はその時の記憶を思い出し、如何にして日焼けというカルマから逃れるかを考えました。

現地住みで案内してくれる友人から「日傘はものすごく浮くから止めてくれ」と言われているので帽子。とにかく長袖。UVカット効果のある化粧品。

そしてなにより浴びる程の量の日焼け止め。手足を出す時や首周りに塗装しまくる。

この旅行では3本の日焼け止めを用意しました。
街中でバシバシ使えるニベアの日焼け止めと、スプレータイプで頭とか顏に隙あらば噴射する用。

本気出していく時用のお高いアネッサ
普通の日焼け止めが3本は買えるアネッサのゴールドのやつ。ケチっていられないと購入した、ウォータープルーフのやつ。いいやつ。

このたっけえたっけえアネッサをマメに、無慈悲に、これでもか!と塗りたくる。それこそが息の根を止めにきてるとしか思えない日差しと、海の照り返しから私を守ったのでした。

こちらの写真を見ていただければ解るかと思うのですが

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出発前に日焼け止めを一度塗ったきり、何もしなかった同居人氏の痛々しい日焼け痕。この状況下で同じように楽しんだ私ですが1時間に1度はお色直しを続け、アネッサを浴び続けたおかげか日焼けは全く無し。奇跡か。

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そりゃあ着ていたラッシュガードの効果もあったと思うけど頻繁に出していた手や顔に首。サンダルを履いていた足が焼けてないのは神の加護。
いやアネッサの加護

なのでこれから海や夏フェス、とにかく外に出て遊ぶけど日焼けはしたくない紳士淑女の皆さま。
アネッサ買ってこまめにぬりぬりしてください。
コツは値段を考えずに塗りたくることと「これくらいなら大丈夫だろう」と言う慢心を捨てること。

慢心が罪、すなわち日焼けを産むのです。


さあ、素敵な色白ライフを!
これくらい褒めたら郵便受けにアネッサ入ってないかな。

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