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キャリアカウンセラーのおかちんです。

今日はどんな一日でしたか?



かわいそうな私、悪いあなた


この言葉をみてピンときた方は、すでに読まれたのですね。


アドラー心理学を有名にした岸見一郎氏・古賀史健氏の名著

そうです。
「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」です。


この本の中で、ほとんどの人の悩みは「かわいそうな私」「悪いあなた」であるとされています。

「最近仕事がうまくいかなくてつらいんです・・・」
「上司が何となくわたしを嫌っているように思えるんです・・・」

実際にこんなケースはありますよね。確かに、「かわいそうな私」か「悪いあなた」の話になっています。

でもこれをいつまで続けても、解決には至りません。

そこで、もう一つの選択肢を与えるんです。それは・・・


これからどうするか


幸せになる勇気では、この3つの問いを三角柱の一面ずつに書いて、どれを話したいかを選んでもらうと、多くの人が「これからどうするか」を選ぶと言っていました。

キャリアカウンセリングも同じですね。まずは話したいことから話していただきますが、そこから徐々に「これからどうするか」という話へと移っていきます。

それはカウンセラー側が仕向けるのではなく、話しているうちに相談者自身が気づいて徐々に話の内容が変わっていく、というのが望ましい形ですね。


答えは相談者の中にある


これはわたしが大切にしていることです。

誰かから与えられた答えでは、本当の解決にはなりません。
答えは自分の中にあります。
それを自分で見つけ出すことが大切です。

わたしたちキャリアカウンセラーは、相談者の鏡となってお話しを伝え返すことで、自分自身を見つめるお手伝いをしています。

そうして見つけた答えは、きっと「これからどうするか」という話になるのではないでしょうか。



国際情勢を見ていても、双方が「かわいそうな私」「悪いあなた」の話ばかり。それどころか「悪いあなた」を懲らしめようと暴力に訴える方向へと進んでいます。

建設的に「これからどうするか」という議論ができることを切に願います。



明日こそは素敵な世界になりますように。

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