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面接試験では自分の考えや経験を語ることが多くあります。

「あなたはどんな人ですか?」
「将来どのような社会人になりたいですか?」
「どのような仕事に取り組んでみたいですか?」
「学校ではどのような勉強をしていますか?」
「苦労を乗り越えた経験を教えてください」

などの質問をされますよね?

なんて答えればよいのか、どう表現するのがよいのか、受験者としては不安がいっぱいです。


一方で採用側からすると『応募者の考えや思い、どのような経験をして、どのような力を身につけ、将来どのように働いていきたいのか』などを確かめるために面接試験を行います。

もちろん、たった数十分~数時間程度の会話ですべてがわかるはずはありません。

でも、少なくともその人らしさの片鱗は見えます。


だとすれば、応募者としては『いかにして面接官に自分のことを知ってもらうか』が試験のポイントとなるはずです。


では知ってもらうにはどうしたらよいでしょう?

立て板に水のように演説をする?
プレゼンのように完璧な流れで話す?
Youtuberのようにハイテンションで伝える?

……なんか違いますよね。


もし自分が面接官だったとして、どんな風に話してもらったらわかりやすいか、伝わるかという視点で考えてみたらどうでしょうか。

Q:「あなたはどのような人ですか?」
A:「わたしは○○なタイプです。学校で××という経験をし、△△という力を身につけたおかげで、○○という自分に気づきました。」


わたしがおススメする展開は『結・起・承・結』です。

結:「わたしは○○なタイプです」
起:「学校で××という経験をし」
承:「△△という力を身につけたおかげで」
結:「○○という自分に気づきました」


そこにもう一工夫。そのときの感情や思いを加えます。

Q:「あなたはどのような人ですか?」
A:「わたしは○○なタイプです。昨年の12月に専門学校で××といううれしい経験をしました。そこでさらにがんばろうと思って努力し、その結果△△という力を身につけました。そのおかげで○○という自分に気づきました。今では自信が持てるようになり、充実した毎日を送っています。」

例えばこんな感じでしょうか?

採用側からみると、事実だけを積み重ねた話はもちろんわかりやすいのですが、感情や思いが表われた言葉が加わるとさらに『その人らしさ』を感じやすくなります。

受験者側としても、客観的な事実に加えて、頭や心の中にある考えや思いを伝えた方が、より自分のことを知ってもらえるのではないでしょうか。


単なる「労働力」を求めているのであれば、実績だけ見れば十分でしょう。

しかし「ともに働く人」を求めているのだとすれば、「一緒に働きたいと思えるか」が重要な要素になります。

だからわざわざ面接試験を行う―――そう考えてみたらいかがでしょうか?


面接官は敵ではありません。

将来の上司であり、頼るべき人です。

そう考えれば受験者の心持ちも変わってくると思います。


『仲間になりたそうにこちらを見ている。仲間にしますか?』

面接官をそんな気持ちにさせたら、こちらのものですね♪

さぁ、面接試験がんばってきてください!



明日も素敵な一日でありますように。



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