「アウトプットのためのインプット」ってモノづくりだよね
キャリアカウンセラーのおかちんです。
今日はどんな一日でしたか?
今日は午前中に日本キャリア開発協会(JCDA)の支部地区会議がオンラインで行われ、「長野地区長」という肩書で参加しました。
仰々しい役職がついておりますが、つまりは長野のCDA=キャリアカウンセラーを代表して、本部や支部地区との情報交換を行う場に参加するという役目です。みんなの代わりに見て聞いて話してこい!ってことで、いろいろと意見交換をさせてもらいました。
他県の活動は実に幅広く、様々な課題に対して取り組んでいることも勉強になりました。こういうことも実現できるのだと、新たな可能性を感じてワクワクしています。
一方で、「井の中の蛙」だったのかな……限られた範囲での情報しか見えていなかったのだと、反省しております。
わたしの場合は、「長野のみなさんが何を望み、何を提供できるか」という視点で取り組んできました。見えていたのはCDA会員まで。
でも他県ではその先の相談者の立場になって、“キャリアカウンセラーに求めている”本当に必要な知識や技術を磨こうと学習会を企画運営していらっしゃいます。
まさに『視座』の違いをまざまざと見せつけられました。
そこで改めて感じたことがあります。
「アウトプットのためのインプット」
という言葉の意味です。
以前からよく使われきた言葉ですね。
アウトプット=何を提供するのかを明確にし、インプット=そのために必要な情報を得ることを指しています。
これを“提供側の視座”で考えると、自分が何を学び何を伝えるかということになります。
一方で“相談者側の視座”で考えると、何かを解決してほしいからその情報や方法を学んで教えてほしいということになります。
これはモノづくりの世界でいわれる
技術オリエンテッド:製造側の技術を優先した製品
ユーザーオリエンテッド:顧客側の要望を優先した製品
の違いにそっくりですね。
あるいはマーケティングの世界の
プロダクトアウト:技術や設備など企業側の発想から商品やサービスを製造
マーケットイン:市場や購買者など買い手が欲しい商品やサービスを提供
にも似ています。
つまりは、買い手が実際に使ってみたいと思えるような商品やサービスを提供するためのモノづくりと考え方が近いわけですね。
もちろんキャリアカウンセラーとしての学びの本質は常に、「仕事や人生を通じて(相談者にとっての)ありたい自分を実現すること」の支援であり、そのための傾聴や関わりのスキルを磨くことにあります。
ただ、コミュニティを運営する側に立つと、相談者以外に会員の幸福も考えていくことが必要です。
そうなると、誰の目線で考えて学びの機会を提供するかは、非常に奥深くて複雑なものになるんですよね。
だから、「今回は○○向け」、「今回は××する人のために」、とテーマごとにターゲットや参加目的を明確にした打ち出し方が必要なのかなと、感じた次第です。
今日は会員のためにできることを考えさせられる1日になりました。実はそのためにあるチャレンジも始めたところです。こちらはもう少しで形になりそうなので、その折にはお披露目します。
あとは自分磨きですね・・・・・・これはまだまだ道のりが長い(笑)
がんばります!
明日も佳き日でありますように@おかちん
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