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#66 コロナ禍の保活、いつから始める?

2021年9月23日。

この記事では、

✓これから保活をしようと思っている人
✓コロナ禍で保活しようか悩んでいる人
✓保活について体験談を読んでみたい人

にとって、少しでも参考になれば嬉しいと思う。


保活とは?ざっくりしたスケジューリング

保活とは、「子供を保育園に入園させるための活動」のことを言う。

活動時期は親の考え方によって異なる。が、子供が入園可能月齢に近づくか、翌年度の募集要項が出されるタイミングで活動を始める人が多い印象がある。「いつから始めるのが正解」はない。親自身がタイミングを見極めるしかない。

私が住む自治体では、年度初め(4月~)の入園の場合、下記のようなスケジュールで募集・選考が進む。

✓10月中旬に、翌年度の募集要項・申込用紙が配布される
✓11月中旬に、申込用紙の提出期限が設けられる
✓翌1月頃に結果が通知される

ただし、定員割れで空きがある保育園には年度の途中からでも入園できる。このような場合は、入りたい年度の募集要項・申込用紙を役所(もしくは近隣の保育園)から入手し、子供の入園時期を考慮して申込用紙を送付する。


「コロナ禍の保活は早めが吉」の理由

「コロナ禍の保活は早めが吉」なのは、見学できない保育園もあるからだ。特に、緊急事態宣言中は見学できない保育園が増える可能性が高い印象がある。

私の場合、緊急事態宣言前に2施設、緊急事態宣言中に1施設に見学に行った。その際の見学状況は下記のとおり。

【緊急事態宣言前】
・保育園Ⓐ:建物内に入り見学可
・保育園Ⓑ:園庭から建物内を見学

【緊急事態宣言中】
・保育園ⓒ:建物内に入り見学可

上位候補の保育園にはすべて見学には行けた。が、知り合いのママ友によると、保育園Ⓑは緊急事態中の見学はNGになったようだ。緊急事態宣言の解除の目途が立たないときもあるので、「見学したいのに見学できない」という状況になりかねない。

幸い、私の住む自治体の場合は見学に行かなくても申し込みできるため、見学できなくても申し込みに影響は少ないと思われる。しかし、そういう配慮がされない自治体もある可能性はあるので、個人的には、せめて上位候補の保育園は見学に行くのを強く勧める。


保育園の見学ができないことのデメリット

保育園の見学ができないことのデメリットは下記のとおり。


①保育園の雰囲気がわからない

ホームページやママ友の口コミがすべてではないから。

参考にするのはアリだが、鵜呑みにすると実際とのギャップを感じることもある。体力と時間の許す限り、自分の目で確かめて、良し悪しを判断するのが無難。子供の月齢、親の教育方針などにより入園時期に違いはあるが、子供が3~5年過ごす場所なので、親にとっても後悔のない選択をしたい。


②子供に合う・合わないの判断がしにくい

通園している子供の姿が、自分の子供の数年後の姿になるからだ。

親としても、多かれ少なかれ「教育方針」を持っているだろうし、それに合う保育園を選ぶのが望ましいハズ。保育園によって特色や養育方針が異なるので、親が望ましい環境かどうか確認したい。


③保育園で必要なモノがわからない

通園する際に必要なものは、ホームページに記載されていないから。たとえば下記のようなことが挙げられる。

✓お昼寝の布団を用意するか
✓おむつは持参するか、保育園が用意するか
✓土曜日利用は可能か(可能な場合は時間帯も確認)
✓イベントはどのくらい開催されているか

見学に行った保育園以外のホームページも確認したが、今のところ必要なモノが記載されていなかった。見学に行けない場合は、ママ友に確認するのはアリ。ただし、ママ友の子供と自分の子供に年齢差があると、運用ルールが変わっている場合がある。リアルタイムの情報を入手しておきたい。

また、複数のイベントが催されていても、コロナの影響で休止(もしくは中止)しているものもある。


④希望する保育園に申し込みできない場合がある

地方自治体によって、申込用紙に記載する保育園は見学が必須という場合もあるからだ(これは個々にしらべていただきたい)。

コロナ禍とはいえ、見学の対応は保育園でもばらつきがあるので、寛容になっている可能性も考えられる。が、「見学できなかったのはあなた(親)の落ち度でしょ」なんて言われたら、反論の余地はない。「子供を保育園に入れる」と決めた時点で、役所に問い合わせて確認するのが無難と言える。

見学が必須(もしくは任意)かあらかじめ知っておけば、自分の身の振り方も決めやすいので、気が楽になるハズ。子供が同世代だと、ほぼ同じタイミングで保活をスタートさせるだろうから、ママ友のネットワークを活用して、情報交換をしてみるのもアリ。


いつから保活を始めるのがベストか?

極論、期限内に申込書を提出すればいいので、「いつがベスト」というのはない。

ママの性格も価値観も千差万別だ。楽観的なママもいるし、綿密に調べて懸念材料を減らしておきたいママもいる。私は後者のタイプだが、知り合ったママを見ると前者のタイプのママも意外に多い(むしろ私と似たタイプのママがほとんどおらず、フライングしすぎた感は否めない)。

ただし、今の状況がいつまで続くか未知数なので、妊娠中から保活に向けた準備をするのはアリ。

はじめての妊娠だと、子育てのイメージもつきにくく、保活も「まだ先のこと」と感じるかもしれない。が、社会での役割は親だけではない。ひとりの人でもあって、仕事をしたり、趣味を楽しんだり、人生を謳歌できるハズ。人生の「あり方」を見直す時期でもあるから、調べることで考えを固めやすくなるのではないか。


まとめ:コロナ禍だからこそ、ゆとりを持った行動を!

今回はコロナ禍の保活について、私が実際に取り組んで感じたことをまとめた。保活をすると、「大変だ」と感じることは多い。

✓夫婦間で教育方針にズレがある(すり合わせが必要)
✓見学するにも、可能時間帯が限定的
✓子供を抱えての移動は体力が消耗する(特に夏場)
✓候補の保育園が多すぎて選びきれない
✓何を基準に保育園を選べばいいのかわからない

など、そもそもの保活であっても、体力が消耗しやすい。それにコロナ禍の影響が加わるので、スケジュールがギリギリで急いで対応すると消耗スピードが速くなる。できるだけゆとりを持って保活するのを強く勧める。

これから保活を始める人であれば、「何のために保活をするのか」を自問自答しておくのもアリ。もちろん、仕事を続けるための場合が多いかもしれないが、仕事が思うように進まない場合にモチベーションが下がったりスランプに陥ったりする懸念材料になる。目的はいくつあってもいい。

特に、女性は生き方も働き方も、出産・子育てをキッカケに変わるハズ。育休中、子育てや家事以外の時間は自分のために使えるから、色々と考えられるときに考えるのもいいんじゃないかと思う。

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