今週の瞬殺飯(8/19〜8/23)
「頭をたたいて、ブー!と言ったら良い豚、ブヒー!と言うのは悪い豚」
そんなことが書いてある絵本を、夫と子供たちが楽しそうに読んでいた。
私はそのとき皿を洗っていたから、聞いていないふりをしてこっそりと聞き耳を立てていた。
しばらくしてから、息子に聞いてみる。
「ねえ、ママの頭たたいてみて?」
「え、どうして」
「すこしでいいから」
ぽん。
「ブヒー!」
!!!息子は心底驚いたという顔をして、「まま、わるいブタなの?よいブタは、ぶーってなくんだよ。ぶひーじゃないよ」と悲しそうに教えてくれた。ママは豚じゃないよ、って言ってほしかったな。
さ、気を取り直して、夏休み最終週の瞬殺飯、いきます。
✳︎ちなみに瞬殺飯とは…
・作るのが瞬殺(すぐできる)
・食べるのが瞬殺(家族が喜んで食べる)
という2つの瞬殺を叶えるもの。
30分で作って、30分以内に食べ終わることを目指したい。
✳︎月曜日
18:30帰宅
・手羽元とじゃがいものオーブン焼き
・アボカドのモーリョ乗せ
・グレープフルーツのローズマリーマリネ
・茶豆
・悪魔のおにぎり
オーブン料理って、なかなか焼けない。わかってるのに、なぜやってしまうのか。この日は帰宅がいつもより遅く、着手も遅かったので、19時の時点で諦めて食事をスタート。献立の一番下、おにぎりから順番に出し、デザートにオーブン焼きを出した。せっかく買ったローズマリーをどうしても使いたかったの…
グレープフルーツのローズマリーマリネはこちら、河井菜摘さんの言葉に引き込まれて、作ってみた。
すっぱくて甘くて、ローズマリーの良い香り。体が喜ぶ。土曜に2玉分つくって、少しずつ大切に食べた。
モーリョは、前日のステーキ(https://note.mu/okariday/n/nb43e93efd561)の残りを、切ったアボカドにかけたもの。日本の山形だし、ブラジルのモーリョ。ほぼ使い方は同じだと気づいた。モーリョは米には合わないけど、パンやタコスには合いそう。ハンバーガーのときにかけてもいいなぁ。
▶︎瞬殺ポイント
出来たものから食卓に運べばいい。だってお店だってそうだもの。
✳︎火曜日
19:00帰宅
・トマト煮込みチーズハンバーグ
・豆苗のミルクスープ
・ガーリックトースト
15分でごはん!これは早い。早いと嬉しい。
ハンバーグは、成形済み且つ焼いてあるものを買ってきて、チーズを乗せてすこし焼き、ストックしてあったカゴメの基本のトマトソース缶をかけて煮込んだ。
ガーリックトーストは、バケットを焼いているトースターで、ココットにオリーブオイルとにんにく、ローズマリーを入れて火にかけておく。こんがり焼けたバケットに、スプーンでガーリックオイルをたらり。
スープは、玉ねぎとベーコンを軽く炒めてから少しの水で煮込み、コンソメを入れ、牛乳でのばす。最後に豆苗をわさっといれ、塩で味を調える。
▶︎瞬殺ポイント
上の文で瞬殺ポイント全部書いちゃったな。
✳︎水曜日
18:30
・縞ほっけ、大根おろし
・豆苗にんにく炒め
・モロヘイヤのお浸し
・ちくわきゅうり
・トマト
・ごはん
モロヘイヤとちくわは朝お弁当のおかずを作るときに、多めに作っておいたもの。ちくわに至っては、袋から出すこともせず、穴に切った胡瓜をつっこんで輪ゴムで封しておいた。帰ってきて、自分でびっくり。
娘は相変わらず豆苗ブームで、平気で1人で1袋食べそうな勢い。これから豆苗は2袋マストになるだろう。ああ、味覇こわい。ありがたいけど、そのセーブが効かない旨さがこわい。
▶︎瞬殺ポイント
弁当のおかずだって、しれっと食卓に並ぶ。この日は縞ほっけを焼く間に大根をおろし、豆苗をジャッと炒め、あとは冷蔵庫から出したり切ったりするだけ。それでもほっけが美味しいから、満足。
✳︎木曜日
18:00帰宅
・豚コマ大根
・長芋磯辺焼き
・モロヘイヤお浸し
・マカロ二サラダ
・韓国のり
・ごはん
肉が、150gほどの細切れ肉(豚汁用)しかなかった!家族4人で150gの肉。これはピンチ。しかし暑いから豚汁をつくる気などさらさらない。玉ねぎと細切れでつまみ揚げにすることも考えたが、いや、それも面倒。
よし、ワンプレートにして誤魔化そう。イメージは台湾の素食(ベジタリアン)レストラン。ごはんを小さなお皿に入れて型をとり、お皿の真ん中にぽこんと出す。その周りに、おかずを少しずつ。
ワンプレートのご飯は、「よくわからないけど、そういうもの」という謎の説得感がある(気がする)。いつもは大皿だから、誰がどれだけ食べたかあいまいだけど、ワンプレートだと確実に食べてくれるのも良い。
▶︎瞬殺ポイント
ワンプレートの日は、調理中に鍋や調理器具を洗っておけば、お皿3枚と箸を洗うだけ!!食洗器が笑っちゃうくらいスッカスカ。最終的にはバナナの皮で包んでナシ・レマみたいにしたら、皿すら洗わなくていいんじゃないか。
✳︎金曜日
19:00帰宅
・顔ピザ
・ミネストローネ
・米なすの田楽
今週はピッツェリア「自由」開店。
夫は今週も飲み会。私たちは帰宅後に遊びに出かけ、19時過ぎに帰宅した。市販のピザ生地に、子ども達がウインナーやブラックオリーブなどの具材を乗せる。トマトを自分から盛り盛りに乗せて、嬉しそうに食べる。ピザは偉大だ。
私は冷蔵庫で忘れられていた米ナスに包丁で切れ目を入れ、少ない油で揚げる。そして、いつもの甘味噌+すりごま。ここだけの話だけど、じゃがいもをふかしてイカの塩辛を乗せ、私はこの2品で晩酌した。
▶︎瞬殺ポイント
ピザもトマトソースなのに、スープはミネストローネ。その心は、ピザで余った具をすべてぶち込んでもスープがいい感じになるから。
ピザを子ども達に任せると、見た目へのこだわりが強く、どうしても具が余りがち。でもミネストローネならポイっと入れて煮てしまえば無事解決。「好きなように作りなさいな」と言える寛大さを私に与えてくれる。
【今週のMVP】ローズマリー ¥150
ただの草に150円、貧乏性の私にはどきどきする買いもの。でも、どうしてもグレープフルーツマリネを作りたくて。
グレープフルーツマリネはもちろん美味しかったし、余ったローズマリーをチキンとじゃがいもをオイル漬けにして焼いたり、ガーリックオイルに香りづけしたり、ちょっとだけ世界が広がった。良い香りがするだけで、作るのも楽しい。
▶︎▶︎▶︎
今週で、夏休みは終わり。つまり、学童クラブの弁当作りも終わり。
おむすび、サンドイッチ、そうめん、カレー、おむすび、ベーグルサンド、そば…毎日違うお弁当が良いという娘に苦戦しながら、よく頑張った。もう、来週からお弁当作らなくていいんだ!!
休みの度に思うけれど、毎月すばらしい献立を考えてくださる栄養士の方、給食センターの調理員の皆様、足を向けて寝られない。弁当からの開放感と同時に、感謝の気持ちがこみ上げる。ありがとうございます。
どうにも元気が出ない1週間も、家族が元気にごはんを食べてくれた。それだけでもう、はなまるとする。
今週もおつかれさま。
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