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エンジニアかマーケターか迷って、マーケター転職した決め手。1年経って思うこと

前回「未経験でWEBマーケターに転職できた裏技」を書いたところ、そこそこ好評だったので、引き続きマーケターの転職について書きます。

今回は、実は迷っている人が結構多そうな「マーケターになるべきか?エンジニアになるべきか?論争」に関して、僕の実体験をまとめます。

結論、僕はエンジニアかマーケターかを迷って、マーケターになりました。

このnoteでは、なぜ僕はマーケターのキャリアを選んだのか、何が決め手になったのか、さらにはマーケターとして1年働いてみて、改めて感じるエンジニアとマーケターの違いをまとめます。ご自身のキャリアを考える、1つの材料になってくれれば嬉しいです。

自己紹介と経歴

改めまして、テツヤマモトと言います。経歴はこんな感じ。

1993年生の27歳、北海道稚内市出身
2016年:大卒で雑誌記者になる(5ヶ月で退職したけども汗)
2016年〜2019年:フリーランス3年ほど(WEB制作やブログ運営など)
2019年6月〜:株式会社Voyagin(のちに楽天に吸収合併)にWEBマーケターとして就職。
現在:楽天で「Voyagin」というチケット&アクティビティ予約サイトのマーケティングを担当してます!

フリーランスから会社員という、変なキャリアを経て社会人生活5年目を新米マーケターとして過ごしてます。

今でこそ「マーケターが天職だ!」と感じているんですが、2019年の転職前は自分のキャリアについて、めちゃくちゃ迷走していました。フリーランスから転職しようとは考えていたものの、エンジニアかマーケターか職種を決断できずにいました。

当時はフリーランスでブログ運営とWEB制作をやってて、エンジニアとマーケターの両方に片足を突っ込んでる状態。25歳でポテンシャル採用の余地もあるからこそ、どちら道に進むべきか決めあぐねてた感じ。マーケターの方が自分の興味には近いけど、エンジニアの方が将来性ありそう…みたいな。

とあるエンジニアの一言が、マーケターになる決め手に。

最終的に僕はマーケターになったんですが、その決断ができたのは、とあるエンジニアさんの一言がきっかけでした。その一言で「あ、僕はマーケターだな」って思えました。僕がもらった言葉がこちらです。

「結論、安定感求めるならエンジニア、突き抜けるマーケターかな。」

ちなみにこれ言ってくれたの、オンラインスクール「デイトラ」の開発・運営として時の人になったショーへーさん(@showheyohtaki)です。エンジニアであり、なんならプログラミングスクールやってる人から、この言葉を聞けたのがとても意外で、かつ親身に感じることができました。

実際、エンジニアとマーケターの1番の違いは、収入面かもしれません。

エンジニアは平均年収が高く、圧倒的に人手が足りていません。つまり、今後も安定して高年収が期待できる上に、一生食べていけるスキルが手に着きます。ただ日本国内においては、トップエンジニアであっても、年収1,000万円の壁を破るのはなかなか厳しいです。年収頭打ちが意外と早いんですね。

マーケターも平均年収は高めですが、バラ付きも大きいです。担当者レベルのマーケターであれば、30歳前後でも年収300〜500万円とか普通なので、エンジニアには見劣りします。ただ、成果が数字で見えることもあり、トップ層は歩合でガンガン稼げます。年収1,000万円クラスはもちろん、そのさらに上も目指せたり…。

まさに「安定して稼ぎたいならエンジニア、突き抜けたいならマーケター」なのであり、安定感よりも、ガンガン結果出して突き抜けたい僕には、マーケターの方が合っているな〜と思えたんです。

マーケターとエンジニアの違いは?

結果的に、マーケターとしてのキャリアをスタートさせて1年が経ちました。マーケターの働き方はもちろん、事業会社にいるので、すぐ隣でエンジニアの働き方も観察してきています。

改めて、マーケターとエンジニアの働き方を比較してみると、違いはこんなところにあるのかな〜と感じました。

1. 収入面

マーケター:部長、係長クラスからが本番
エンジニア:平均的に高いけど、頭打ちも早い

収入面はそもそもの予想通りで、マーケターは出世しないとわりと収入に箔がつかないかなって感じです。ただ、マネージャーになると経営成績にモロに関わる分、収入もジャンプします。

エンジニアはジュニア、シニア問わず、同年齢と比較して年収は高いはずですが、どうしても年収の伸びは遅めで、頭打ちも早そうに感じてます。

別件ですが、マーケターの方が副業にも取り組みやすいので、副業前提ならマーケターの方がやりやすい気はします。

2. 忙しさ

マーケター:定時あがり。成果主義的。
エンジニア:定時あがり。時間単価的。

これはもちろん会社に寄るんですが、忙しさはマーケターもエンジニアも同じくらいかなと。ただ、マーケターの方が、結果出さないとヤバい・・・みたいなプレッシャー下で長く働いてる人は多いかも(僕です爆)。

3. 向いてる人

マーケター:データ分析、人の心理が好き
エンジニア:技術や物づくりが好き

日本ではなぜかマーケターって文系職なんですが、実際は数字見る時間が長いので、数字にある程度強くないとキツイです。もちろん、クリエイティブや人の心理にも近いので、ハイブリッドである必要はあるのですが。

平たくいうなら、自分は「作る人(エンジニア)」なのか「届ける人(マーケター)」なのか、という視点で考えるのもシンプルでいいかもしれません。僕は「届ける人」でした。

4. 働き方

マーケター:直接のコミュニケーション多め
エンジニア:書面やチャットのやりとり多め

マーケターはイケイケの人も多い?ですし、他部署とのやりとりも多くて、直接のコミュニケーションが比較的多いです。

反面、エンジニアはチーム単位で黙々と作業している印象。コミュニケーションは書面やチャットがほとんどで、大人しい人が多いかなぁ。

5. 将来性

マーケター:実力主義。独立しやすい。
エンジニア:手に職。海外でも働ける。

将来性に関しては、コロナの追い風も合って、マーケターもエンジニアも食いっぱぐれることはないでしょう。

強いていうなら、マーケターは実力主義で、マネージャークラスにならないと、あまりキャリアアップが期待できないです。実力次第で、独立・起業も目指しやすそうです。

エンジニアは言わずもがな、手に職がついて、日本はもちろん世界中から引っ張りだこ状態にはなりそうです。転職を上手く活用して、キャリアアップしていくのがポイントかと。

まとめ

ざっくりまとめると、安定感を求めて堅実に働いていきたいならエンジニア、自分の実力を信じて突き抜けたいならマーケターが良いでしょう。

個人的には、マーケターとかエンジニアとかこだわらないで、両方をかじれるとサラリーマンとしては最強だと思ってます。僕自身も、プログラミングが若干できる状態でマーケターになったので、データ分析やUI&UXの改善などはスムーズにこなせました。

この辺り、「マーケターが学んでおくべきプログラミング」に関しては、次回のnoteにでもまとめてみることにします。何か気づきが1つでもありましたら、ハートボタンつけてくれたら引き続きnoteがんばって書きます!

▼WEBマーケティング関連のnoteはこちら!


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