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「損切丸」 ー 中国編

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アメリカとの覇権争いの中、ますます存在感の増している「中国」。ここでは中国国債など限られた情報の中、「資金繰り」状況などについて考察を加えてみる。
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#アメリカ

逃げ出す「お金」。向かう先は...@2024

 海外からの対中国直接投資が2023年は前年比▼80%以上も減ったという。不思議なのは中国政府…

損切丸
3か月前
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続・「憧れのアメリカ」の終焉 ー 「アジアの時代」到来か?

 「憧れのアメリカ」の終焉。ー「音楽」「映画」等のソフト産業の変遷と共に。|損切丸 (note…

損切丸
4か月前
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強過ぎる「アメリカ」。ー 日本では上がらない「家賃」に変化。

 まさに ”強靱” の言葉がピッタリ。発表されたサービス業ISM指数 ↑ は予想を上回る上昇…

損切丸
8か月前
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続・米「インフレ」の粘着力。ー 日本では「タクシー行列」に "異変" 。

 米「インフレ」の粘着力。ー 「株価」と「個人消費」の関係。|損切丸 (note.com) の続編。…

損切丸
8か月前
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「憧れのアメリカ」の終焉。ー「音楽」「映画」等のソフト産業の変遷と共に。

 今回はマーケットから離れ、「音楽」「映画」等についての note. 。  小学校時代によく親…

損切丸
9か月前
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金利@4~5%の国へ逆戻りする米国。ー かつての「高金利通貨」ポンド復活?

 「損切丸」が初めて金利トレーダーとしてポジションを任されたのが1992年。担当は欧州通貨で…

損切丸
10か月前
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世界経済は奇妙な "股割き" 状態。ー 日本は "ゴルディロックス" ?

 金利市場に20年以上従事した「損切丸」だが、こんな事態は見たことがない。CPI(消費者物価指数)が下がらない国と急落する国。言わば奇妙な "股割き" 状態になっている。特にヨーロッパが複雑で、高止まりするイギリス、ドイツに対しスペイン、ギリシャは急落 ↓  2022.12.12 コロナ後の世界 Ⅳ - 「インフレ」「デフレ」どちらに向かうのか?(続編)|損切丸 (note.com) が予想通り進んでいる状況だが、基礎的条件が2つある:  アメリカやドイツ、イギリスなど経

粘着質なアメリカ経済の「需要」「インフレ」 vs 「ゼロ金利」の泥沼にはまり込む中国…

 昨日(12/23)のPCE、新築一戸建て住宅販売 ↑ を見て、いつものことながら改めてアメリカ…

損切丸
1年前
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コロナ後の世界 Ⅳ - 「インフレ」「デフレ」どちらに向かうのか?(続編)

 2年半前(2020.5.11)の投稿 コロナ後の世界 Ⅳ - 「インフレ」「デフレ」どちらに向かう…

損切丸
1年前
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「ドル覇権」衰退の兆しと「ドル高」で "輸出" される「インフレ」。

 「不況時の株高」  この相場格言は本来 "景気回復時の「金利上昇」で崩れる株価の反動" を…

損切丸
1年前
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FRBの苦悩。- 米雇用統計が導く「逆イールド」の深化。

 今度は本物?「逆イールド」。-「日中のドル売り介入」vs 「リセッション」。|損切丸|not…

損切丸
1年前
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アメリカは ”間違った方向に向かっている” ? ー "引金" を弾くのはWTIか、ビッ…

 昨日(7/1)のニュースを見て驚いた。85%ものアメリカ人が "国が間違った方向に向かってい…

損切丸
1年前
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「俺たちは "低金利" "過剰流動性" が好きなんだ!」 Ⅱ 。 ー 日米欧、その "優先…

 「俺たちは "低金利" "過剰流動性" が好きなんだ!」|損切丸|note の続編。”レバ・ナス…

損切丸
2年前
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"うまい話" には「裏」がある Ⅱ 。ー 「ルーブル建」に潜む ”罠” 。

 「天然ガス(気体)の取引はルーブル建」  「代金は引き続きユーロで支払可能」  ???。一見相反するニュース2つを見て戸惑った方もおられよう。これは気体の天然ガスを巡る一種の ”契約闘争” であくまでドイツやイタリア向けの ”ノルドストリーム” がターゲット。日本が輸入している液化天然ガスは対象外らしい。「お金」に詳しくないと引っ掛かり易い ”罠” でもあるので、フロー図 ↓ を使って説明してみよう。  「今までと同じじゃん」  一見そう見える。だが*問題は②ユーロ/