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「損切丸」ー 金利編

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かつて「金利」を専門としていた「損切丸」がマーケットでの専門知識を生かして書いたnote。
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2024年1月の記事一覧

ECB「利上げから一抜けた!」- 「インフレ」抑制の役割は日銀に交代?

 昨日(1/25)金利を据え置いたECBだが、理事会後のラガルド総裁の発言がマーケットに波紋を…

損切丸
3か月前
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まだまだもの凄い「金融緩和」-まるで昭和の ”牛歩戦術” 的「利上げ」

 これは "FACT" (真実)。▼0.10%をチャージされているのは500兆円余りの日銀当座預金のう…

損切丸
3か月前
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”ノドに刺さった骨” -「日銀」が動いて初めて「インフレ」退治が始まる

 市場予想通り日銀は政策変更を見送ったが、案の定その後の植田総裁の記者会見が注目された。…

損切丸
3か月前
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続・マーケットの "裏の顔” - 低迷する支持率では「マイナス金利解除」の札は切り…

 マーケットの "裏の顔” - 突然の「派閥解消」とJGB急落の関係(?)|損切丸 (note.com)…

損切丸
3か月前
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マーケットの "裏の顔” - 突然の「派閥解消」とJGB急落の関係(?)

 10年以上前になるが、某通信社の記者さんが筆者の携帯に電話してきた。政策決定会合のまさに…

損切丸
3か月前
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"クレディビィリティ" (信用)の危機 -「お金」はどこへ向かうのか?

 大統領返り咲きを狙う "T" 御仁が吠えているが、シェールガスをドンドン掘れ、という事らし…

損切丸
3か月前
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10年国債は「実質金利 "0"」を目指す?- 「理論」「合理性」に基づく政策運営を

 CPIは食品・エネルギーを除くコアの水準と見合う+4.0%辺りで世界的に平仄が合ってきた ↓ 「お金」がグローバルに駆け巡る現代においてはアービトラージ(Arbitrage、裁定取引)が働くので当然の帰結だろう  問題は「金利」動向  米国の堅調な年末消費が示された事で3月どころか2024年に「利下げ」があるのかどうかさえ疑わしくなってきた。米国債は急落、「@4%割れ」の金利水準を維持できなくなった  いずれしろ欧米の10年国債は「実質金利 "0" 」に向かっている(

"BEST" じゃなくて "BETTER" でいい

 英語の文法が少し判る方ならこの "公式" が間違っているとすぐ気付く。 "BEST" (最良)が …

損切丸
3か月前
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日本人にとっての「最適投資」2024 - 優先するのは「円安」それとも「インフレ」?

(参照) 日本人にとっての「最適投資」は...。 ー 2022年に儲かったのは誰?|損切丸 (not…

損切丸
3か月前
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「利下げ」に待った! - 日銀に "行動" を迫る「円安」

 筆者の危惧する方向に相場が向かいつつある。12月の米CPIは11月比で上昇幅を拡大。コアは+4…

損切丸
4か月前
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日本の「インフレ」の正体。その後...

 日本の「インフレ」の正体。|損切丸 (note.com) を書いたのが約1年半前。それからこの国で…

損切丸
4か月前
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続・「理想」と「現実」- 「過剰流動性」の "アンカー" 「日銀」

 「理想」と「現実」- やはり鍵を握るのは「日銀」|損切丸 (note.com) の続編  年初か…

損切丸
4か月前
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「理想」と「現実」- やはり鍵を握るのは「日銀」

 珍しく「現実」から入って来た2024年初のマーケットだが米雇用統計がそれを裏付けた ↓ 少…

損切丸
4か月前
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我々は一体何に「投資」しているのか? - 「新NISA」開始に当って

 「インフレ時代」を迎えて「投資」を真剣に考えている人も増えている。今最大の関心事は2024年から開始される「新NISA」↑ 。「非課税投資枠」が一気に600万円→1,800万円と3倍に増額されると言うから無視できない。「税金」がかからないのはとても良い(笑)  株式市場を活性化させたいという政府の狙いは明らかだが、さて国民がどこまで乗ってくるか。大発会で▼700円近く売られた日経平均だが「新NISA」が一種の歯止めになったのは間違いない  対象銘柄など詳細は専門家に任せ